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寄稿連載 ◇ ホリーの123日間世界一周紀行 (第6回) ~世界一周を終えて~


市大生のみなさん、こんにちは、商学部4年のホリーです (この記事が紙の新聞になるころにはすでに社会人です)。ついに!123日間に及ぶ世界一周から帰国しました!Hijichoでの投稿は今回で最後になるので、旅を通して学んだことを記事にしたいと思います。

この記事は、掘井祐貴さん (商学部2007年入学) から寄稿していただきました。
彼は2011年10月1日から翌年1月31日まで、123日間かけて世界一周の旅に出ています。
全6回の連載を通して、日本では味わえない彼の海外見聞録を皆さまにお届けします。

過去の記事一覧
第1回 – 連載開始にあたって
第2回 – 東南アジア紀行
第3回 – 東ヨーロッパ紀行
第4回 – 西ヨーロッパ紀行
第5回 – アメリカ大陸編
第6回 – 世界一周を終えて~

世界一周のまとめ… どこに行ったの?

「何カ国に行く!」というのは出発前には決めておらず、飛行機の発着場所だけ予約して世界一周を始めました。これを機会に、どの国に行ったのかをまとめます。

1.タイ▼2.カンボジア▼3.ベトナム▼4.インド▼5.トルコ▼6.ブルガリア▼7.セルビア▼8.モンテネグロ▼9.ボスニア・ヘルツェゴビナ▼10.クロアチア▼11.ハンガリー▼12.オーストリア▼13.ドイツ▼14.イタリア▼15.バチカン▼16.スペイン▼17.ポルトガル▼18.カナダ▼19.アメリカ▼20.アルゼンチン▼21.チリ▼22.ボリビア▼23.ペルー

特に東ヨーロッパはかなり飛ばしたので割と弾丸の旅でした。もう少しゆっくり旅することをおすすめします。


写真=毎回、○カ国目と書いて記念撮影していました (筆者写す)

「想い」を拾い歩く旅

僕にとって世界一周とはなんだったのか。それは、各地で「想い」を拾い歩く旅だと気づきました。

治安の悪い国や地域も旅しました。観光客のみならず現地人も犯罪に巻き込まれることがあります。殺人も起こりえます。でも、みんな楽しそうに生活してるのが印象的でした。酒を飲んで、歌って、踊って。良いことも悪いことも含めて、世界中では様々なことが毎日起こっています。教科書やTVの中だけの出来事ではないです。

ここで大事なのは、それらをどれだけリアルに感じることができるかだと思います。どれだけ「他人事」を「自分事」に変えられるか、ということです。世界を旅し、色々な人に会い、話をした時。みんな自分の国のことは本気で語ってくれます。自国の文化や食べ物がどれだけ優れているかを語る人もいますし、戦争や紛争などの暗い歴史について教えてくれた人もいました。それらが誰の何の役に立つか、という問題ではないです。「知っておくこと」、「記憶しておくこと」が、当事者が最も望んでいることだと思います。

僕にとって世界一周は、現地で出会う人々が「伝えたがっている想い」を拾っていく旅でした。世界中の人々が世界中の出来事に対して実感の度合いを上げることで、お互いが思いやれる世界は実現できるはずです。様々な「想い」が繋がっていく感覚を、是非経験してほしいです。

5 Backpacking Tips

「旅」と聞くと、身構えてしまう人も多いことでしょう。そこで簡単に、旅に必要な知識をまとめてみました。

●学校はどうするの?
4年後期に授業を全く取らずに旅をしました。必修ゼミに籍だけ置き、担当教授に相談して許可をもらいました。他大学では、1年間休学して旅している学生が多かったです。

●移動はどうするの?
世界一周航空券を使い、ルートや日程を予約してから旅立ちました。LCC全盛期なので、必須ではないです。陸路移動はバスや電車を現地で予約していました。前日や当日予約で、満席だったことは一度もないです。

●どこに泊まるの?
アジア、南米では安宿街を歩き回ると余裕で見つかります。ヨーロッパではホステル予約サイト (Hostel BookersやHostel Worldなど) を使ってユースホステルを予約していました。カウチサーフィンを使うことや、ツイッターで現地に住む人にコンタクトを取って泊めてもらうのも手かもしれません。

●友達はできるの?
余裕でできます。(笑) 宿でも移動中でもたくさんの旅人に出会うはずです。グループで旅行するより、一人で旅するほうが人に会える頻度は圧倒的に高くなります。英語ができれば話せる人の数がさらに増えます。

●治安は危なくないの?
日本より安全な国はまずないです。夜の一人歩きや財布を後ろポケットに入れることはタブーです。しかし、最低限気をつけておけばある程度の危険は回避できると思います。スリや盗難にあっている人はたまにいますが、身体に危害を加えられた人の話は一度も聞きませんでした。モノぐらいなくなってもいいという気持ちで挑んでください。(笑)


写真=典型的なユースホステル (筆者写す)

最後に

僕は大学1年の時、「大学で何をすればわからない」状態でした。授業、サークル、バイト、飲み会と、ありきたりな大学生活 (それら活動を否定するわけでは全くありません) を送る毎日で、1年が終わったときに、「これを成し遂げた!」というものが何もありませんでした。そこで、「変わらなくては」と思い立ち、1年間の留学を決意しました。そして就活や卒論を4年前期に終わらせ、4年後期に世界一周を成し遂げ、今は「社会人として世界で活躍する」という目標を持っています。

僕の場合は「海外」が大きな比重を占めましたが、大学時代に打ち込むことは人それぞれで、なんでもいいと思います (部活でも、勉強でも、学生団体でも…)。ただ本稿を機会に、旅をしてみたい、海外に出てみたい、と思われる方がいれば、それは本当に嬉しい限りです。長期での海外生活は絶対にその人の視野を大きく広げ、人生をも変えることになると思います。旅や留学に関して何か質問がある方は、遠慮なくブログやツイッターにご連絡ください。


写真=マチュピチュにて (筆者写す)

今まで「ホリーの123日間世界一周紀行」読んでいただき、誠にありがとうございました。旅の詳細はブログにまとめているので、そちらも参照していただけると幸いです。それではでは!!

文責

掘井祐貴さん (商学部2007年入学)

筆者の個人サイト

ブログ「Stuff i Like ~Around The World~」
(http://torontooo.exblog.jp/)
Twitter「@Yuki_Holy」
(http://twitter.com/#!/Yuki_Holy)

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