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寄稿連載 ◇ ホリーの123日間世界一周紀行 (第5回) ~アメリカ大陸編~


市大生のみなさん、こんにちは!世界一周中、商学部4年のホリーです (この記事が紙の新聞になるころにはすでに社会人です)。新年いかがお過ごしでしょうか?長かった旅がいよいよ終わろうとしています!

この記事は、掘井祐貴さん (商学部2007年入学) から寄稿していただきました。
彼は2011年10月1日から翌年1月31日まで、123日間かけて世界一周の旅に出ています。
全6回の連載を通して、日本では味わえない彼の海外見聞録を皆さまにお届けします。

過去の記事一覧
第1回 – 連載開始にあたって
第2回 – 東南アジア紀行
第3回 – 東ヨーロッパ紀行
第4回 – 西ヨーロッパ紀行
第5回 – アメリカ大陸編
第6回 – 世界一周を終えて~

留学時代の話

カナダはトロントまでやって参りました!僕は2009年度に大学を休学し、この都市に留学していました。そのため、ホストファミリーやルームメイト、カナダ人の友人が今でも残っています。丁度クリスマスにトロントに着くようにして、みんなでクリスマスパーティーをしようとたくらんだわけです。パーティーの話はさておいて、今回は留学をしていた時の話をしたいと思います。

トロントでは、英語の勉強や現地企業でのインターンを経験しました。英語力の向上や働くことを実感することに加えて、多様性の中に身を置くことの大切さを学びました。トロントは人口の半分が海外生まれだと言われる、世界屈指の多国籍都市です。学校でも職場でもプライベートでも、関わる人はカナダ人だけでなく、アジア人、ラテン人、中東人、黒人など様々です。バックグラウンドの違う彼らとは意見衝突することも多々ありますが、多様な価値観がミックスされるからこそ生まれるアイデアがあります。

よく、「海外に出ると視野が広がる」と言いますが、その意味は、「より多くの価値観の中で生活するからこそ、より多くの人たちの立場に立って物事を考えられるようになる」ということだと思います。もし留学を考えている人がいれば、多種多様な価値観が交錯する都市トロントはとてもおすすめできます!

旅でのSNS活用

僕は今回の世界一周において、しばしばツイッターを利用して人と会っています。アメリカ西海岸でも、7人の学生がツイッターを通して集まりました。メンバーの所属大学は、京都産業大学、筑波大学、筑波大学大学院、津田塾大学、東洋大学、武蔵大学、そして大阪市立大学 (僕) でした。ほとんど全員が初対面でしたが、みんな旅好きということもあり、すぐに打ち解けることができました。

カリフォルニア、ネバダ、アリゾナの3州を10日間かけてレンタカーで回りました。見渡す限り何もないルート66を疾走した日や、雄大なグランドキャニオンで拝んだ朝日など、良い思い出ばかりですが、特に印象に残っているのはラスベガスです。砂漠を走っているといきなり現れる幾千ものネオンの輝きに始まり、300ドルも払って初挑戦したスカイダイビング、8回賭けて1勝もできなかったカジノ、34万人もの人々が押し寄せた新年のカウントダウン…。みんなで歌って踊って騒いで、今までの人生で最高の年末年始を過ごすことができました。随分前に、「誰か年末年始をアメリカ西海岸でご一緒しませんか?」とツイッターでつぶやいて本当に良かったと思います。(笑)

周りの旅人を見ていても、最近はSNSを活用している人が多いようです。ツイッターだけでなく、フェースブックやカウチサーフィン(※)などを介して人に会うのは、今風の旅の仕方かもしれません。


写真=最高に盛り上がるラスベガスでのカウントダウン (筆者写す)

(※):海外旅行をする人 (サーファー) が現地人 (ホスト) の家に泊めてもらえる制度を持つ、ネット上のホスピタリティーコミュニティーのこと。

イメージと全然違った南米

ついにやって参りました!地球の裏側に位置する南アメリカです。みなさんはこの地域に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?発展していない?人々が貧困に暮らしている?少なくとも最初に訪れた、アルゼンチンのブエノスアイレスとチリのサンティアゴは、全くそんなことはありませんでした。

ブエノスアイレスは、カフェや高級ブランド店が立ち並ぶ、ヨーロピアンでおしゃれな街でした。別名「南米のパリ」とも呼ばれるほどで、とても垢抜けた雰囲気です。サンティアゴも同じです。街並がキレイなことに加え、バスや地下鉄なども先進国の大都市並に発展しています。サンティアゴに限っては、ヨーロッパや北米に劣らないほど物価も高いです。例えばコンビニのサンドイッチが300円程度です。

ものすごいスピードで発展する南米。その陰では、負の側面も見え隠れします。サンティアゴはここ数年、環境汚染が大きな問題になっているようです。見晴らしの良い丘に上ったのですが、街の遠くのほうはかすんで見えませんでした。また川の水は文字通り「茶色」で、街並みがきれいなだけにそのギャップに驚きました。汚染が進んでその美しい景観が無くならないでほしいところです。


写真=ブエノスアイレスのボカ地区。カラフルな建物が印象的です (筆者写す)

世界一周のハイライト

今回の世界一周で僕が最も訪れたかった場所の一つとして、ボリビアのウユニ塩湖という場所があります。雨季 (1月~3月) になるとこの塩湖には水が張り、空や雲がそのまま湖に映し出され、まさにそこは絶景となります。水は浅く中に入ることもできるので、人や車も湖に映ります。通称「鏡張り」と呼ばれるこの現象を求めて、ボリビアを目指す人は多いです。

僕もウユニの町からツアーを利用してウユニ塩湖を訪れました。運良く数日前に雨が降っていたので、快晴の下鏡張りを見ることができました。この塩湖は面積自体が非常に大きく、地平線と空がつながります。湖に映し出される空、雲、人、車…。それはまさに、絶景でした。今回の世界一周では間違いなくNo.1の風景。夜は湖の中の陸地から星空を眺めました。建物もネオンも何もないこの地で見た星の輝きは素晴らしかったです。星が多すぎて、オリオン座を見つけることが困難になるほどなのです。(笑)

ウユニ塩湖をはじめ、イースター島やマチュピチュなど、「景色」という観点で南米はダントツです。世界一周の最後を飾るのに最適な場所だったと言えるでしょう。


写真=ウユニ塩湖の鏡張り (筆者写す)

現在、最後の国ペルーまで来ており、これが最後の海外からの更新です。世界一周はこれで終わりますが、帰国後に、世界一周で感じたことを「世界一周を終えて編」としてまとめる予定です。拙い文章ですが、もう少しだけお付き合いください!それではでは!

文責

掘井祐貴さん (商学部2007年入学)

筆者の個人サイト

ブログ「Stuff i Like ~Around The World~」
(http://torontooo.exblog.jp/)
Twitter「@Yuki_Holy」
(http://twitter.com/#!/Yuki_Holy)

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