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おもろい学生おりまっせ!◇第2回~学生ドリプラ・新田達也~


「おもろい学生おりまっせ!」は、大阪市立大学で活動している個性溢れる大学生を取り上げ、紹介していくコーナーです。「大阪市大に存在する興味深い学生の素顔に迫り、大学生同士の興味・関心を誘発させること」をコンセプトにしています。

第2回は法学部4回生の新田達也さんに取材させていただきました。

 

夢を語ろう

学生時代に力を入れた事は?
ドリームプランプレゼンテーション (以下ドリプラ) です。ドリプラは、ムービーを使ったプレゼンによって、夢を共有し合うイベントであり、「感動と共感の体感型プレゼンテーション」とよく表現されます。プレゼンはわずか10分間なんですが、その中にはその人の描く夢が実現したらどんな社会になるのかという「最高の夢の価値」となぜ自分がその夢を実現するのかという「あきらめない理由」を約半年かけて自分と向き合って創り上げていきます。

ここで大切なことは、実際にその事業がうまくいくかどうかは二の次であるという点です。具体的な事業計画書は作成しますが、その実現可能性よりも、それが社会に広まった時にどんな世の中になるのか、ということをしっかりイメージしてもらう。それはプレゼンテーションの目的が自分に足りない経営資源を集めることであり、「夢の実現を応援したい!」という共感・感動が必要なんです。そこが一般的なビジネスコンテストと大きく異なる点ですね。

ドリプラは、ある企業が行なっていた人材育成プログラムから2007年に派生し、現在は各地で行われています。全国各地で開催されているのは社会人が中心となっているものがほとんどなんですが、実行委員もプレゼンターも全て学生で構成されているのは大阪での学生ドリプラだけなんです。現在は名古屋でも実行委員会が立ち上がり、2014年の開催に向けて準備しています。
夢を見ることなら大学生の方が熱いんじゃないか、そんな思いから学生ドリプラを立ち上げました。毎年実行委員を募集して、プレゼンターと共に準備し、9月にイベントを開催します。今は次の2013年度の実行委員を募集しています。1,000人規模という大きなイベントの全てを、学生だけで約9カ月に渡って準備し、開催するという経験はここでしかできないものだと思いますし、物事に取り組む時の姿勢や考え方といったマインドの部分を勉強できるのでとてもお勧めですよ。

新田さん自身の夢は?
今は夢を語ると煙たがられたり、否定されたりしてしまいますが、それは非常にもったいないこと。それをなんとか変えたいです。ドリプラをインフラに。「夢を語る」ということがもっと当たり前の環境になって、夢を描いた人を後押しできるような環境を作れたら最高だと思います。

オフの過ごし方

趣味はなんですか?
バイクでのツーリングです。Vツインマグナム (HONDA) という、もう日本での生産は中止になっているバイクです。昔から欲しくて、一回生の時に80万で買いました。ツーリングで北海道も四国も一周しました。メインの目的は現地の食べ物です。一番良かったのは夏の北海道ですね。道はまっすぐで、信号も少ないし、涼しいし。その中でも函館や札幌がよかったです。朝市で取れたての魚介類もおいしいし、ジンギスカンもビールもあるし。大体月一回くらいの頻度でツーリングしていて、先週も琵琶湖を一周してきました。

ツーリング以外に、休日は何をしていますか?
主に読書をしています。ジャンル問わず、おもしろそうな本を見つけたらメモしておいて、本屋に行った時に買います。何回も刷り直されている本はよく選ぶし、同じような本がいっぱい出ている時は、その考え方の源流の本を探して読みます。大学生向けの本でお勧めは、佐々木直彦の『プロデュース能力』。いかに自分をプロデュースするかについて書かれているので、役に立つと思います。テレビはお笑いくらいしか見ないですね。毎週確実に見られるわけではないので、これを見ているという番組はないですが。映画では社会派なものが好きです。知識になりそうなもの、学びがあるものを見たいです。

自分のキャラをどう捉えていますか?
じっとできないですね。やりたいことがあったらすぐに動いてしまうし、やらないといけないことが残ってしまうのがいやなんです。夏休みの宿題も始めにやってしまうタイプです。ただその分やりたいことには純粋に取り組めると思っています。将来はかっこいいおやじでいたいです。理想のおやじ像は自分の父親。父親は僕の活動に寛容で、やりたいことに対して文句を全く言わなかった。本当に尊敬しています。

一回生に戻ったら何がしたいですか?
とりあえず、大学の外に目を向けたいですね。サークルやクラブ、勉強以外の選択肢を知れば、もっとできることもあるし、そこから自分のやりたいことを探したいです。

20万あったら何に使いますか?
今度ドリプラをNPO団体にする予定なので、そのホームページの作成費用にします。

大切にしている感情は?
「わくわく感」です。わくわくしなければ、何も続かないし、何かをする時にわくわく感を感じれば、「頑張ろう!」と思えるので。

市大生に一言。
今ある環境を当たり前だと思わないこと。その環境はもっとよくなる。そしてその環境はいろんな人に支えられて成り立っているということを実感すべきだと思います。それと、自分自身の可能性を制限しないこと。「できない」と諦めないで、できるようになるまで続けて欲しいです。きっとできるようになるので。

 

 

学生ドリプラについて
学生ドリプラ実行委員会ブログ
連絡先:gakusei.drepla.osaka@gmail.com
Twitter: @gakusei_drepla

ドリプラからのお知らせ
『学生ドリームプラン・プレゼンテーション 大阪 2013』実行委員募集開始!
“ドリプラ”とは、誰もがどんな状況でも自由に夢を描き、その夢をいつでもどこでも発信でき、みんなで相互支援し合える世界を作り出す活動です。
詳しくはこちら→https://ssl.form-mailer.jp/fms/48bd9496212360

from Editor

以前から噂には聞いていた学生ドリプラ。その内容が如何なるものなのかを、大まかではあるが今回の取材によって知ることができた。
「夢を語る」。最後に自分の夢を語ったのはいつだろう。そもそも自分の夢っていったいなんだろう。世界を一周してみたい、ホームレス問題を解決したい、お金持ちになりたい、かわいい嫁さんが欲しい。これらも立派な夢の一部分だ。そういった夢は、誰かに話し、共有し、イメージを固めて具現化していくことで実現に少しずつ近づいていく。それは本来、とてもわくわくすることで、「生きている」という実感に直結し、ついには充実した人生を作り出す。

一度きりの人生なのだから、誰もがより充実させたいと思っているはず。その充実への第一歩として、仲の良い友人・家族に自分の抱いている夢やしてみたいことを話してみてはどうだろうか。そしてその次はその人の夢を聞いてみよう。

「夢?そんなのないよ。」と答えた人にはこう聞き直そう。

『じゃあ、どんな人生を歩みたい?』

たまにはそんな、まじめで少し照れてしまう話を、いつものメンバーでしてみるのもありじゃないかと、僕は思う。

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文責・写真

新舎洸司 (Hijicho)


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