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自転車利用についてのアンケート結果から見る市大生の声 後編


今年4月よりキャンパス内の自転車の走行が規制されたのを受けて、Hijichoが独自に行った「杉本キャンパス内自転車利用についてのアンケート」から得られた結果・意見から、市大生の生の声を紹介し、それをもとに自転車走行規制問題や休憩時間延長についてどのように感じているのか分析していきたい。

アンケート実施期間 2014年8月11日~10月3日 アンケートはWebサイト上にて行った。
総回答数 326人

前編はこちらから
自転車利用についてのアンケート結果から見る市大生の声 前編

⑭今年の1月に学生・教職員に自転車についてのアンケートを実施していましたが、アンケートを実施していたことは知っていましたか

アンケート実施について

当時アンケート実施を知っていたのはわずか13%。多くの人が実施後で知ったということを示している。大学側はアンケート実施に当たり十分な周知を行なえていなかったということは明白である。

⑮このようなキャンパス内自転車走行規制ができた背景について理解していますか

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この規制ができた背景については過半数以上の学生が理解しているようだ。しかし理解できていない人が43%もいることも見過ごせない。大学側は当事者である学生に対し、説明する場を設けるべきだろう。

⑯自転車走行規制が施行されて、安心安全のキャンパスが実現されたと思いますか

安心安全のキャンパス実現について

多くの人が規制実施後もこれまでと変わっていないと感じているようだ。約半数が実現されていないと回答し、どちらかというと実現していないと思うも加えると80%近くに及ぶ。

⑰その理由は何だと思いますか (一部抜粋)
・教職員の方が、門前に立って呼びかけする姿を何度か見かけたが、一時的な効果しか見られない
・事故を減らすために自転車を押して歩くという規則に多くの人が納得していないからだと思います。また、その規則が前置きなく唐突に始まったからだと思います。
・結局誰もキャンパス内押し歩きなど守っていないし、昨年度末頃から突如正門付近に現れた三角コーンによって進入路が狭まったことでより危険になっていると感じる。
・大阪市立大学の学生・教員も納得し積極的に安全安心のキャンパスにしようという風土になっていない。今は学生側から大学側へ不信感がある。
・ただキャンパス内での走行規制を、学生側との協議はおろか検討の周知もされないまま実施し、加えて当学の学生生活の実情からすれば学業に支障を来すものであったことが、有名無実化している原因だと捉えている。どうすればキャンパス内の走行をせずとも済むのかを議論すべきである。

・危ない所に注意する人が立っているだけで、抑止力になる
・押し歩きをしている人自体は最近はあまり見なくなったが、皮肉なことに、大学側が規制を厳しくする姿勢を見せたことで、これ以上規制を厳しくされることを危惧してか、走行はしても無理な運転をする人は減ったように思うから。

⑱来年度からの休憩時間延長について検討されていますが、休憩時間の延長について支持しますか

休憩時間延長について

3/4の人が支持しない・どちらかというと支持しないと回答した。授業の開始時間が少しでも前後すると、大きな影響を受けてしまうと考える人が多いことが見受けられる。

⑲その理由を教えてください (一部抜粋)
・アルバイトをしている学生、市大の他に他大学でも教鞭を執っている先生方のスケジュールが崩れるのではないか。これには到底賛成できない。
・授業終了時刻が遅くなるのは部活やサークルの活動減少やアルバイトなどに影響する。
・電車とのタイミングがずれるために帰る時間がさらに遅くなる。
・このまま決定することには違和感を覚える。学生の意見をもっと取り入れて決めるべき。
・なかには自転車を持たないものもいる、実際に私は八号館から一号館までの徒歩移動プラス休憩で時間が不足したことが幾度かあった、休憩時間の延長に関しては自転車問題とは独立に賛成する、自転車移動の主な理由が休憩時間の短さにあるという意見を封じ込めるために休憩時間を延長するというさもしい考えならば大阪市立大学の大学としてのありように疑問を持たざるをえない
・徒歩でキャンパス内を移動しているが定刻に講義が終わればまず休憩時間内で教室移動をすませるため。
・そもそも問題はそこではない。徒歩で移動する人は、休憩時間が10分の時からそうしている。5分延長したところで、自転車利用者の行動は変わらず、終了時刻が遅くなることに不満が出るだけ。

・次の授業が遅刻厳禁であるのに前の授業が遅れてしまったと言う人や、徒歩で1号館から8号館まで移動するというような人は助かるから。
・安心安全なキャンパスライフ実現のためには仕方ないと思うし、休み時間が増えたらいろいろな面で余裕が生まれ、より勉学に勤しむことができると思う
・教職科目、全学共通科目、専門科目で一号館、八号館、理学部棟を往き来するので、10分では間に合わないから。スポーツ実習の際も時間がなかったから。

大学側に対する意見・要望などはありますか (一部抜粋)
・学生を侮辱するような振る舞いだと感じ、憤りを覚えています。しっかり我々に対してせめて説明すべきですし、勝手に行うのは間違っていると思います。責任者を出してください。税金の無駄遣いです。
・自転車のキャンパス内走行禁止のために、例えば工学部棟の前の通路にコーンなどの障害物が置かれていたが、車椅子の方が通るスペースがないまたは十分でないほど詰めて置かれていたときもあった。この狭さは車椅子の方だけでなく例えば怪我のため松葉杖を使用している人や、体幹バランスのない人にも影響を与えるし、そうでない人にもキャンパスの窮屈なイメージを与えると思う。すべての人がゆとりをもって通行出来るようにするため、行き過ぎた規制は改善して欲しいです。
・理学部棟の前のように景観だけのために無駄なスペースを使いすぎている。具体的に言えば、グネグネの道も作られているが何の意味があるのか理解できない。理学部棟前の場所が非常に不愉快である。このような無駄な場所が多いなら、授業を受ける人数が多い場所には駐輪場の数を増やすことで、自転車を整理する無駄な人件費も必要ないのではないか。駐輪場が無いから、学生が自由な場所に自転車を止めると思われる。学生が有意義に過ごすために税金を使っていただきたい。大学側が見た目ばかりに捕らわれ、学生の生活が不便になる一方であり、これでは本末転倒である
・アンケートを実施していらっしゃいましたが、その結果と大学側の意見を読む限り、大学側の決定したい方向に都合の良いように、アンケート結果を解釈し、利用しているとしか感じられなかった。結果ありきの議論にアンケート結果を利用するならばそれは、学生の声を聞いたとは言えないのではないか。
・生徒の意見を聴いてから、施策して欲しい。大学側の思いつきにふりまわされたくない。危険運転を防止しなければならないという考えには全面的に賛成だが、それに対する対策行動がずれている、的を射ていない印象が拭えない。何が悪くて、それをどうすればもっとも効率的に解決できるのか、今一度「学生とともに」再考してほしいと、本学の一学生として強く願う。
・学生の意見を都合のいい時だけ持ち出すのをやめて欲しい。また何か仕組みを変えるなら(自転車規制のような)どこの部署の発案で、誰が責任者として施行するのかはっきりしてくれないと、今回のように学生側から反対意見が出た場合に、どこに訴えるべきなのか分からないし、直接意見交換することが出来ず、交渉が進まない。責任から逃れるべく、ぼんやりとした「学生の意見」を盾に強制的に規制を始めたことが、どれだけ学生の大学に対する不信感を煽ったのか理してほしい。
・学生への相談なく勝手に規制しようとする人間は、大学の「主人公」が誰なのか考えなさい。大阪市立大学では学生紛争の一つである暴動が幾度も繰り返されているというのに、歴史を顧みることなくまたもや学生無視の方向へと動き出そうとしている。これは一部の権力者の力を誇示するための動きだということが既に分かり始めている。今すぐに辞めなさい。大学は学びの場である。また学生の自治を認めなさい。何が危険で何が安全かということは、大学生にもなれば分かるだろう。昨年、門で自転車が衝突する事故があったが、気を付けている人間の方が大多数ではないのか。これこそ木を見て森を見ず、と言ってもいいのではないか。学生は子供ではない。馬鹿げた過保護は辞めなさい。
・通学用以外の自転車使用を認めないことに関しては、特に反対します。私の所属しているサークルでは、学校の外部に活動をしに行くため、自転車が不可欠です。自転車の規制がサークル活動の存続に関わってくるということを理解して欲しいです。
・もっと学生や教員が参加できるような方法で自転車対策を行ってほしかった。研究機関ならではの方法とか、各学部の知恵を集めればもっと良い方法があるはず。大阪市立大学独自の活動にすれば大学としても宣伝できる機会になるのでは。


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