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震災後の取り組みを聞く (1)ボランティアセンターの募金活動


東日本大震災を受けて、大阪市立大学では多くの学生が行動を起こした。中でも現在に至るまで積極的に支援活動を行っているのが、大学の一機関「大阪市立大学ボランティアセンター」の学生スタッフだ。4月7日時点で52万0,832円の募金が集まった。震災発生からまもなく4週間となる4月7日、代表の脇川友紀子さん (写真左・法学部4回) と副代表の中野寛之さん (写真右・理学部4回生・学生メディア団体Hijicho代表) に、4週間の活動について話を聞いた。

「ただならぬ地震だ」と認識

脇川「地震発生時、ボランティアセンターでミーティング中だった。テレビや携帯で調べると、ただならぬ地震であることは分かった。大学にかけあって、今後の対応を週明けまでに決めてもらおうと思った。私たちは募金など冷静な対応をしようと」

—大学の対応は?

脇川「月曜日に大学に問い合わせると、『緊急会議中である』と」
中野「大学は土日は休んでいたから」
脇川「CHOVORA!! (市大ボランティアサークル) がボランティアセンターに、入学手続日に募金活動しようと提案してきた。きっと他にも募金活動をやりたい団体がいるだろうから、そういった学生運動に敏感な面子を集めて会議を開いた」

—具体的にどんな話が?

脇川「集まったのは、ボランティアセンター、CHOVORA!!、Imagine、文化系サークル連合執行部、体育会本部、応援団」
中野「あとHijichoも」
脇川「当時大学が動くかが不明瞭だったので、ボランティアセンターを中心に学生団体同士がゆるくつながって、一元的な活動をしていこうと決まった」

—大学の動きは?

脇川「3月15日(火)、大学役員が出席する連絡会議を毎日開催することと、ボランティアセンターを中心に募金活動をしていくことが決定」
中野「翌日には箱を製作して、すぐに募金活動を開始した」

登録すれば誰でも募金活動 ただし今後の対応は検討

脇川「身元 (名前・学籍番号・連絡先) をボランティアセンターに登録すれば参加できるようになった。それまではボランティアセンターに活動中の事故に備えた保険の加入を申請したり、手続きが煩雑だった」
中野「募金はJR杉本町駅、地下鉄あびこ駅、大学構内、大学行事の会場で」 脇川「平日は人が集まれる範囲で立っている。中でもCHOVORA!!が積極的」

—今後も募金活動を?

脇川「検討している。とりあえず今の形態の募金活動は4月末まで。4月は学生が新歓に従事するので人手が足りない。調査によると募金は5人以上集まらないと、お金が集まりにくい」
中野「いまは募金活動の管理統括はCHOVORA!!が。他にもボランティアセンターから色んな団体に声かけをしているところ」
脇川「3月17日の四者協意見調整会議では、団体内で募金を集めてボランティアセンターに提供してほしいとお願いしてきた」

(記事は次のページに続きます)
(加賀友基)


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