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みんなで踊ろう ダンスミュージックカルチャーの魅力に迫る


 みなさんはダンスミュージックカルチャーというものをご存じだろうか。主にクラブなどでDJの流す音楽に合わせて参加者が踊るカルチャーである。普段は大阪でサラリーマンとして働くかたわらDJとして活躍し、関西でDJイベントを開催するなど、関西のダンスミュージックシーンで活躍する川崎容平さんにお話を伺った。

 7月29日に開催されたDJイベントは川崎さんを中心に他2人で主催し、難波のRooftop Bar OOで開催された。東京からのゲストDJを含め、6人のDJが登場し、場を盛り上げた。働いている若い人たちだけではなく、高校生や大学生、外国人も参加し、様々な人の交流の場になっていた。

DJイベントの様子=川崎容平さん提供

  ――DJを始めたきっかけを教えてください。

 社会人になって友達にクラブに連れて行ってもらい、DJとして選曲することに魅力を感じました。そこで知り合いになったDJに誘ってもらい、DJをやってみることになりました。

DJイベントの様子=川崎容平さん提供

 ――なぜDJイベントを開催しているのですか。

 一昔前はダンスミュージックにももっと勢いがあり、音楽を楽しみにクラブに来る人は今よりも多くいました。しかし2012年頃に風俗営業法の規制が厳しくなり、クラブの数が減ったり、規模が小さくなったりしてしまいました。以前のお客さんがクラブに足を運ばなくなったことにより、現在のダンスミュージックカルチャーは縮小してしまいました。私は、音楽に合せて踊る楽しさを若い人に知ってほしい、ダンスミュージックシーンを拡大したいという思いから、自分でもDJイベントを年に4、5回開催しています。イベントの客層は20〜30代前半の若い人がメインですが、様々な年代の方が足を運んでおり、クラブとはまた違ったダンスミュージックの魅力が楽しめます。

 ――DJはどのようなことをするのですか。

 その場の雰囲気に合った選曲をすることが主な役割です。音楽を途切れさせずに繋ぐために、曲のテンポを変えたり音域毎に音量調節をしたりしながら二つ以上の曲を流し続けます。また、私のように国内外のゲストDJをブッキングしてイベントを主催することもあります。

 

 ――大学生にコメントをお願いします。

 社会に出るのが嫌だなと思っている方には、大人になっても遊べる場所はあるし、社会人になっても楽しいことはたくさんあることを知ってほしいです。私も社会に出るのが嫌だと思っていた時期がありましたが、考えてみると学生の頃よりも今の方が充実しているように思います。私は24歳でダンスミュージックに出会いましたが、音楽に限らず自分が好きなことを見つけられたら、ずっと楽しく生きていけるのかなと思います。

川崎容平さん=Rooftop Bar OOで7月29日、加藤菜々子撮影

 

文責

加藤菜々子(Hijicho)


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