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パソコンでノートを取る時代


みなさんは、普段の生活の中で、どの程度インターネットを利用しているだろうか。Webブラウザでサイトをチェックするだけ、という使い方の人も多いのではないだろうか。しかしインターネット上には、様々な便利なWebサービスが存在している。例えば近頃、クラウドコンピューティング、通称「クラウド」と呼ばれるWebサービスが広がっている。クラウドとは、従来ならパソコンで管理していたデータなどを、ネット上で必要に応じて利用する形態のことである。具体的には、データをインターネット上に保存し、自宅や学校、外出先など様々な環境のパソコンやスマートフォンからデータを閲覧したり、編集することができる。今回は、学生生活に役立つ2つのクラウドサービスを紹介する。ぜひ活用していただきたい。

Evernote

皆さんは、EvernoteというWebサービスをご存知だろうか。Evernoteとは、インターネット上に写真やテキストなどをノート形式で保存しておいて、必要な時に閲覧・編集することができるクラウドサービスのことだ。Evernoteのウェブサイトを通じてアカウントを設定すれば、誰でも無料で利用できるようになり (有料のプレミアム版もある) 、同社が提供するサーバ上にデジタルデータを保存することができる。Evernoteは、テキスト、画像、音声、PDFなど、多種多様なデータをノートとして保存することができる。そして、パソコンやタブレット、スマートフォンなどのデバイスからアクセスすれば、そのノートを自由に編集することが可能だ。また、ノートは「ノートブック」や「タグ」で分類することが可能なので、簡単に整理することができる。では、Evernoteの具体的な活用方法を紹介していこう。

Evernoteで講義ノート
Evernoteは、パソコン用のソフトウェアタイプであれば、インターネットにつながっていないオフラインの環境でも使うことができる。図やレジュメなども、画像ファイルとしてテキストデータと一緒に保存することが可能だ。タイピングに慣れていれば、筆記よりも圧倒的に早い。その分、より講義に集中することができる。

写真=Evernoteの使用風景 (新舎写す)

スマホでノートを取ろう
EvernoteにはそれぞれiPhone・iPad用のiOS版、Android版のアプリがある。スマートフォンやタブレットに対応している小型のBluetoothキーボードを使えば、タブレットやスマートフォンでノートを取ることも可能だ。


写真=小型BluetoothキーボードとiPhone (鶴木写す)

ノートを共有し、試験対策に
Evernoteには「共有機能」というものがあり、指定したノートブックを公開、または特定の人と共有することができる。講義のノートブックを友人と共有すれば、試験勉強にも役立つだろう。また、筆記のノートの貸し借りのような手間のかかるやり取りも省くことができる。試験対策には有効なツールになるだろう。

Google ドキュメント

Google ドキュメントとは、オンラインで文書やスプレッドシート、プレゼンテーション用のスライドを作成することができるサービスのことだ。分かりやすく言えば、マイクロソフト社のソフトウェアであるWordやExcel、PowerPointを使ったドキュメント作成に近いことが、オンライン上でできるのだ。Google ドキュメントは、Googleのアカウントさえ取得すれば無料で使用することができる。そして、作成したファイルはMicrosoft Word・Excel・PowerPointの各形式やPDFなど、形式を指定してダウンロードすることも可能だ。


画像=文書作成ページ (鶴木写す) (クリックして拡大)


画像=スプレッドシート作成ページ (鶴木写す) (クリックして拡大)


画像=プレゼンテーション作成ページ (鶴木写す) (クリックして拡大)

Google ドキュメントの使い方
Google ドキュメントは、ウェブブラウザ上で使うことができるサービスであり、パソコンにソフトウェアをインストールする必要がないため、ウェブブラウザが使える環境さえあれば、どこからでもドキュメントを編集することが可能だ。例えば、Googleドキュメントを使ってレポートを書けば、家のパソコンやでも学術情報総合センターのパソコンからでもレポートを編集することができる。つまり、ファイルをUSBフラッシュメモリに保存して持ち運ぶ必要がない。また、Google ドキュメントはドキュメントを自動で保存してくれるので、保存し忘れるという心配もない。

Google ドキュメントで共同作業
Google ドキュメントは、他者とドキュメントを共有し、共同編集することも可能だ。共有すれば複数人が同じドキュメントを同時に見たり、一斉に編集することができるので、ゼミやクラブ・サークルのグループワークなどにも活用することができる。また、ドキュメントにコメントすることもできるので、他の編集者の考えを確認でき、共同作業に便利である。

まとめ

今回はEvernoteとGoogle ドキュメントという2つのWebサービスを紹介させていただいた。この他にも、オンラインストレージサービスのDropboxやSugarSync、登録したサイトの更新情報を取得し表示することができるGoogleリーダーをはじめとするRSSリーダーなど、学生生活や就職活動に活用できる便利なWebサービスは多数存在している。これらのサービスは、一度利用してみる価値はあると思う。みなさんもぜひ活用しよう。

文責

鶴木貴詩 (Hijicho)


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