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馬場が改修されました


 3月29日、馬術部の馬場の改修記念セレモニーを取材した。前日の雨の影響で、馬場の状態は良いとは言えなかったが、改修以前の様子と比較すると、新しい馬場の水はけの良さがわかった。当日は晴天に恵まれ、温かい春の日差しが眩しかった。

 なぜ、馬場が改修されることになったのか。それは、馬場のすぐ隣にある全天候型グラウンドと密接な関係がある。本学特命担当部長松尾氏は、馬場の改修にあたっての苦労を熱く語った。

熱く語る松尾氏=3月29日、片山撮影

 

 そもそも松尾氏と馬術部の交流が生まれたきっかけは、当時本学法人の事務部長であった松尾氏が、環境整備の仕事の一環としてキャンパスを見回っていたところ、馬術部が馬と散歩しているところと遭遇したことである。そこで、手つかずで伸びきった前庭の雑草を馬に食べさせてほしいと松尾氏が依頼したところ、快諾してもらったという経緯があり、松尾氏と馬術部は顔見知りとなる。ある日、以前の馬場で大きな水たまりの上を走っている馬を見た松尾氏は、なんとかできないかと思い、本学に勤務する専門家、藤木係長に相談した。そこで、土の下に配管することで水はけをよくすることができるというアドバイスを得た。しかし、今回の改修では予算の関係上、そこまで大規模な工程をすることができなかったという。その点が唯一の思い残した点だ、と松尾氏は語った。

 この馬場の改修エピソードを聞いて驚いたことは、設計を自前でしたこと、さらには全天候型グラウンド建設にあたって、発生する不要な土をそのまま流用するという逆転の発想を実現させたことである。その結果、かかった費用はほぼゼロという驚異的な結果を残した。

 

 

部員の方が実際に馬に乗っているところ=3月29日、片山撮影

 

特に仲の良い二頭の馬=3月29日、片山撮影

 

 式終了後、馬術部員の方にお話を伺った。

 「部員は現在17人で、とにかく新入生はたくさんほしい。朝から晩まで泊まり込みで生き物を育てることが、やはり大変。一方で、大変なことが多い分、やりがいは非常に大きい。その点は、馬術部の一番の魅力だと思う。今年の目標は、人馬ともに健康に気を付けて、試合に勝つことだ」と我々に語った。

 

 今年度も新型コロナウイルスの影響で満足のいく活動ができない団体が多い中、馬術部は多くの活動が認められている。それは馬という生き物の命を預かる団体だからである。積極的に大学に足を運び、多くの活動をしたい新入生は馬術部を検討してみてもよいだろう。

 

※以前取材した馬術部の様子はこちらの記事で読むことができます。

https://www.google.com/url?q=http://hijicho.com/?p%3D20361&sa=D&source=editors&ust=1618664927074000&usg=AOvVaw3vVs4rT2gUAgfTTjXP9IpJ

 

 

文責

片山翔太(Hijicho)


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