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呼吸を合わせて 第128回ボート祭


 第128回ボート祭が、桜ノ宮の大川で5月18日、19日の二日間開催された。ボート祭は1889年から続く伝統的行事で、本学初夏の風物詩となっている。初夏の心地よい気候のなか、約40艇のボートが大川を駆け抜けた。また、大川に隣接するステージでは、コンサートバンドによるファンファーレに始まり、美術部青桃会によるライブアート、応援団の演舞などさまざまな団体がボート祭を盛り上げた。

大川を進むボート=5月18日、土屋拓海撮影

 ボート祭関係者やステージに携わった団体から話を伺った。

ボート祭実行委員長 北川倖玄さん・実行委員会本部長 楠本耀彦さん

楠本実行委員会本部長(左)・北川実行委員長(右)=5月18日、土屋拓海撮影

 ——第128回ボート祭の開催にあたって、感想をお聞かせください。
 北川 128回続く歴史のある行事の実行委員長を任されるということに責任感を感じましたし、自信を持って運営することができました。
 楠本 私は行事を企画するのが初めてだったので、準備や指示出しが大変でした。今までに体験してきた行事は裏方の人がいたから成功していたのだということを改めて実感しました。

 ——今回のボート祭に向けていつから準備をしてきたのですか。
 楠本 去年の12月から準備してきました。

 ——何か工夫したことはありますか。
 楠本 例年、ボート祭に出場する学生が少なく、多くの学生に出場してもらいたいと考えました。そこで景品を魅力的にしたり、参加料をこれまでの4000円から2000円に、さらに新入生は一律1000円にしたりするといった工夫を行いました。

ボート部主将 山本颯太さん・入江祐愛さん

山本主将(左)・入江主将(右)=5月18日、土屋拓海撮影

 ——第128回ボート祭の開催にボート部はどのようにかかわってきたのか教えてください。
 ボート祭会場周辺のゴミ拾いを行うなど、ボート祭を心地よく開催し、楽しんでいただけるよう取り組みました。

 ——ボート部としてのボート祭への思いを教えてください。
 ボートは競技人口の少ないマイナーな競技なので、多くの方に参加していただくことにより知名度が広がればいいなと思います。

美術部青桃会

 美術部青桃会は、開会式で音楽に合わせて絵を描く、ライブアートを行った。バックステージに描かれた絵はステージを飾り立てた。

ライブアートによって描かれた作品=5月18日、福田夏実撮影

 ——ライブアートを終えての感想を教えてください。
 二ヶ月前から準備してきたので、「やりきったな!」という気持ちでいっぱいです。

 ——ライブアートのテーマを教えてください。
 今回は「和」をテーマに、葛飾北斎の絵に出てくる波をイメージして描きました。イメージが波なので、描くときも波のように動くことを意識しました。

応援団

 応援団は開会式、閉会式での演舞とレースへのエールを行った。今回は新入部員にとって初めてのステージだった。演舞を終えた新入部員(リーダー部、バトン部、吹奏部)に感想を伺った。

応援団1年生=5月18日、土屋拓海撮影

 ——本日の舞台を終えた感想を教えてください。
 リーダー部 入団して二週間ほどしか経っていない中でのはじめての舞台だったので緊張しましたが、それよりも舞台に出る楽しさのほうが勝りました。
 バトン部 はじめてのステージで緊張しましたが、観客が笑顔だったので楽しく演技できました。もっと練習して、より楽しく演技ができるようになりたいと思います。
 吹奏部 二週間という短い練習期間でしたが、練習の成果を発揮することができたと思います。観客にも手拍子をしていただけたので、楽しく演奏することができました。

 ——今後の目標を教えてください。
 リーダー部 チーフとしてリーダー部を引っ張る先輩方を見て、自分も先輩方のようになっていかなければならないのだと感じています。まずは切れのある動きを追求することで、少しでも先輩方に近づきたいと思います。
 バトン部 振り付けをしっかり覚えて、先輩方に近づけるように、大きな声を出して頑張りたいと思います。
 吹奏部 先輩方の演奏のように、応援全体を底から支えていけるような演奏を目指したいです。

荒川学長

 荒川学長は、本学と大阪府立大学それぞれの学長を含めた2チームが競う、学長レースに出場し、見事勝利を収めた。荒川学長は三ヶ月前から練習してレースに臨んだ。レース後、荒川学長は「早くビールが飲みたい」と話した。

府大学長チームとのレースの勝利に満面の笑みで喜ぶ荒川学長=5月18日、福田夏実撮影

文責

廣瀬瞭汰(Hijicho)


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