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阪和線にNew Face ~変わる市大生の足~


 市大生の多くが利用するJR阪和線に、この夏新しい車両が導入される。これまで同線には、快速用に新しい車両が入ることはあったが、今回は普通列車にも新しい車両が入るという。この記事では利用者が注意すべきことはあるのか、に重点をおいて阪和線の新しい車両について紹介する。

 

・どんな車両が入るのかa6hHwVrV

この度阪和線に入る新しい車両(執筆者友人提供)

 この度阪和線に入る新しい車両は、225系5000番代2次車、または225系5100番代と呼ばれている。この車両は、現在おもに快速用として走っている225系5000番代1次車のマイナーチェンジ版というべき車両で、基本的には同じ設計をしているものの、前面部のデザインが変化していたり、種別・行先表示器にフルカラーLEDが採用されていたり、安全対策の機器が増設されている。また外国人観光客の利用を想定して、JR西日本の通勤・近郊型車両としては初の公衆無線LANのサービスが提供される予定だ。

 JR西日本はこの車両を阪和線に4両編成14本、6両編成11本の合計122両導入し、現在普通列車の主力となっている103系や205系を順次置き換えるという。またこの導入によって、普通列車と快速列車で使用される車両を統一することで、運用の効率化を図る計画だ。

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現在の阪和線普通列車の主力103系(上)と205系(下)(どちらも北村撮影)

 

・利用者が注意すべきこと

1.ドアの数・位置が変わる103&225外観

 これまでの普通列車はドアの数が4つであったが、新しい車両ではドアの数が3つに減る。しばらくの間は4ドアの普通列車と3ドアの普通列車が混在するようになるので、駅での列車待ちの時に間違えてドアの無いところに立たないよう、案内表示や放送をよく確認するようにしよう。またドアの数が減ることで、混雑時に乗り降りにかかる時間が増えることが予想される。列車の定時運行のために、混雑時には乗り降りする人の通り道を確保するなどの気配りをするようにしよう。

2.座席の配置が変わる

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 これまでの普通列車は座席がロングシートであったが、新しい車両では快速と同じ1人+2人掛けの転換クロスシートになる。一般的な転換クロスシートの車両に比べて通路は広めになっているとはいえ、これまでの普通列車よりは狭くなるので、混雑時により多くの人が乗車できるようにしっかり奥まで詰めるようにしよう。

3.快速も普通列車も同じ車両になる

 快速と普通列車で同じ車両が使われるようになることで、気をつけたいのが誤乗車である。とくに快速も普通も止まる天王寺や堺市、三国ヶ丘などで、慌てて乗りこんだら快速で降りるはずの駅を通り過ぎてしまった、ということが無いよう、しっかり確認して乗るようにしよう。

 

 以上、阪和線にやってくる新しい車両について紹介した。現時点では具体的な運行開始日は発表されていないが、すでに完成した車両は阪和線の車両基地に輸送され、阪和線での試運転が始まっており、また杉本町駅を始めとする阪和線内各駅には3ドアの乗車位置を示すシールが貼られるなど、着々と準備が進められている。利用者である市大生の皆さんは新しい車両の登場を心待ちにしつつ、いざ運行が始まった時に戸惑わないよう心づもりをしておくと良いだろう。

 また、阪和線と同じく通学の足として多くの市大生が利用している大阪市営地下鉄御堂筋線にも、今秋から新しい車両が導入される予定だ。徐々に変化していく市大生の足の動向を、これからも追っていくつもりである。

 

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文責

北村健太 (Hijicho)


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