会いに来てくれるアイドル！市大アイドル(仮)新メンバーデビュー！

6月24日(月) 18時半、南部ストリートの西側にちょっとした人集りができていた。観客の視線を釘付けにしていたのは、4人の少女たち―そう、「市大アイドル(仮)」である。

ところで、市大アイドル(仮)って何？と思う方もいるだろう。
市大アイドル(仮)とは、その名の通り、市大で誕生したアイドルユニットである。ちなみに、読み仮名は「いちだい」アイドルである。「(仮)」にも重要な意味がある。事の始めは、現メンバーでもあるあわねにゃんちゅう、かなえにゃんちゅうの2人が、2010年9月に「市大アイドルユニット　にゃんちゅう」を結成したところに遡る。「にゃんちゅう」として、イベント出演や学園祭でのライブを重ねてきた。

そして昨年、「市大アイドル(仮)」計画が発足した。市大にアイドルユニットを誕生させ、市大を盛り上げようという、まさに一大プロジェクトである。条件は、市大生の女子、アイドルが好きな人、歌・ダンスが好きな人、そして何より、市大を盛り上げたい人。こうして積極的にメンバー募集を行ってきた。ユニット名については、メンバーが5人に到達した時点で正式に付ける予定だという。

写真＝ライブ中の様子

今回のライブの目的は、待望の新メンバーのお披露目だった。
今回新しくメンバーに加わったのは、あずきにゃんちゅう、ひろみにゃんちゅうの2人だ。

もともとアイドルのダンスをカバーするのが好きだったというあずきにゃんちゅう。自分に合うサークルを探していて、たまたま紹介されたのが、市大アイドル(仮)だった。「これは運命だ！」と感じ、即加入することを決めたという。本番中は少々こわばった表情だったが、本番後には「緊張しいなので、始まる前は緊張で死にそうでした(笑)。でもやってみたら、楽しかったです！」と溢れる笑顔で語ってくれた。

ひろみにゃんちゅうは、アイドル好きではあったものの、踊ることは眼中になかったという。しかし、ふたば祭で市大アイドル(仮)のライブを見て、とても感動し、自分もメンバーになることを決意した。初めてのステージとは思えないほど堂々としていたひろみにゃんちゅうは、「本番は楽しかったに尽きます！緊張はしなかったです！」と語っていた。

　写真＝新メンバーのひろみにゃんちゅう(左)、あずきにゃんちゅう

そして、今回「市大アイドル(仮)」のリーダーとなることが正式に発表されたあわねにゃんちゅう。新メンバーについて聞くと、「あずきにゃんちゅうはとてもしっかりしていて、隣で踊っていても安心感がありますね。一方、ひろみにゃんちゅうは全部持っていくキャラですね(笑)。要注意人物です。2人はいいコンビだと思います！」と言う。

また、衝撃の引退宣言をしたかなえにゃんちゅうは、「今回のライブでは本当にたくさんの人に集まってもらえてよかったです。爆発力を持っている2人が入ってくれたので、安心して引退できます。今までは新メンバーに入ってほしいとか、ファンを増やしたいとかがむしゃらに動いていたのですが、心にゆとりができました！」と言う。新メンバーの2人に残す言葉は？との質問には、「あ！何も考えてなかった！保留で(笑)。」とかなえにゃんちゅう節を利かせてくれた。

市大アイドル(仮)の情報は、公式のTwitterやブログで確認することができる。また、ライブ前には彼女たち自らの手でビラなどを配布することもある。

そう、彼女たちは、「会いに行けるアイドル」を超えた、「会いに来てくれるアイドル」なのである。

ファンサービスも積極的で、曲の合間には観客席に飛び込んでハイタッチをしたりお菓子を配ったりなどの楽しい演出がある。サインや写真撮影のお願いなどにも気軽に応じてくれる。その親しみやすさも、ファンを虜にするのだろう。
今後の予定についてだが、銀杏祭でのライブは決定とのこと。それまでにも何らかの形でライブをやりたいと話していた。決定次第、SNSを通じて告知される予定だ。

一度ライブに足を運べば、彼女たちに魅了されること間違いなしだ。彼女たちの勢いからもう目が離せない。