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おもろい学生おりまっせ!◇第7回 ~国内外で幅広く活動・林越栄莉~


今回のおもろい学生おりまっせ!は、法学部に在籍されている林越栄莉 (はやしこしえり) さんに迫ります。林越さんは2009年の橿原市観光親善大使さらら姫、2011年の大阪三大祭のひとつ愛染まつりのイメージガール愛染娘を務めたほか、2011年9月より国費留学生として中国に留学し、その後アジア最大の法律事務所の上海支局でインターンを経験、2012年度の大阪市立大学学友会の学生顕賞受賞、受賞学生代表も務めました。

image 面学
写真=林越栄莉 (はやしこしえり) さん

中国への留学

−国費留学に応募されたきっかけは何ですか?

もともと留学する気はありませんでした。ただ、そういった公募のポスターをみるのが好きだったので掲示板などをよく見ていました。その時にたまたま目について応募してみたら、とんとん拍子に最終選考まで残ってしまって。それで最終選考は会場が東京だったのでディズニーランドに行くついでに…と思って受けにいったんですけど、実際に受けてみると周りがみんな流暢に中国語を話しており、正直自信はありませんでした。 国費留学生は枠が2~3名と言われており(実際は未公表)狭き門でしたが、そうした中でまさか自分が選ばれるとは思いませんでした。

−中国への留学で感じたこと

中国には語学留学という形で行かせていただきました。しかし、ただ留学するだけでは「留学しただけの人」になってしまうと思ったので、留学期間終了後、上海にある市大のOB会などで自ら営業をしてインターンの仕事を紹介してもらいました。そのインターン先が大成法律事務所というアジアでは最大の法律事務所で、ここで中国に進出している企業向けの書類の翻訳作業などの様々な仕事をさせていただきました。中国滞在中は1日に約12時間勉強していて、他のだれよりも勉強していたと思います。

中国に留学して思ったのは、日本人は当たり前のように相手に人情を求めるんですけど、世界ではそのような考え方は全く通用しないんですよね。日本人の常識は通用しないんです。日本以外の場所で、早い時期から私はこうした世界基準の考え方を体感し、学習することができました。企業の海外進出といったグローバル化が進む中で、これからの国際取引を考えて、卒業し大学院進学後は、中国に続いて現在発展しているインドネシアかベトナムに留学したいと思っています。

橿原市観光親善大使さらら姫、愛染まつりのイメージガール愛染娘を務めてみて

ーどういったきっかけで応募して、またどのような活動をおこなったのですか?

これもさきほどの中国の国費留学と同様に、ポスターを見て応募しました。母が「応募するだけなら切手代しかかからないから」といってくれたのがきっかけでしょうか。さらら姫には毎年3人選ばれて、それぞれ顔担当、スタイル担当、しゃべり担当と役割が割り振られているんですよ。自分はたぶんしゃべり担当ということで選ばれたのだと思います。

さらら姫というのは毎年公募で選ばれる奈良県の橿原市の観光親善大使なんですけど、橿原市の魅力を伝えるために各種行事に参加したり、年間30~40日他県に行ってPR活動を行います。あとは、1日警察署長をやったりもしました。さらら姫に選ばれてからは礼儀や言葉づかいといった作法、歩き方などの身のこなし方を学びました。時には「このタイツは駄目」みたいな細かいところまで指摘されるなど、かなり礼儀作法は厳しかったです。でも、今にして思えば私もすごい生意気でしたね(笑)

愛染娘は「奉仕の精神」を一番に掲げる、愛染祭りの担い手のひとりです。華々しいお仕事に見えますが、実際はなかなかハードな部分もあります。でも、たくさんの方のご協力のもと、お祭りに来て下さる方々のために一生懸命感謝の気持ちを込めてご奉仕させていただきました。今年からはOGとして、お祭りのサポートをしていきたいと思っています。

ーもし大学生活をやり直せるとしたら何をしますか?

今までの大学生活に満足してるのであえてやり直したいと思うことはないですね。やり直しても、もう一度同じ道をたどるかもしれません。

ー休日はどのように過ごされているのですか?

何も予定がない日は散歩してますね。あとは雑誌を読んだりとか。やっぱり情報を得ないと新しいことに挑戦できないと思うんです。だから、雑誌やポスターから常に情報を得ようと意識してます。

ー20万あったら何に使いますか?

まずは母と今まで行ったことのなかったスパに行きたいです。あとは私はTOEIC講座のリーダーをやっているのですが、余ったお金でTOEIC講座の他のリーダー達に上から目線でご飯をおごります(笑)

ー尊敬する人はいますか?

特にこの人というのはないですね。どんな人でも悪いところを見るのではなく、良いところを見つけたいと考えています。

ー将来はどういった道に進まれる予定ですか?

大学卒業後は法曹の道へと進もうと考えています。中国に留学した時に学んだ世界基準の考え方を活かして、世界に進出する中小企業の技術などを守るために、知的財産法分野を専門とする弁護士になりたいと思っています。

From editor

中国に国費留学、そしてインターン、さらには橿原市観光親善大使さらら姫、愛染娘といったキャンペーンガールなど、国内外で幅広く活動されていた林越さんは見識も深く、理路整然とお話をしてくださった。特に筆者が印象に残ったのは、世界に目を向け、グローバルな考え方を身につけておられる点である。近年様々な場面でグローバル化が叫ばれ、その波が押し寄せているが、そうした中で彼女は留学やインターンの経験で世界の現実に直面し、そこで多くのことを得たのであろう。

国際人として生きる彼女の姿に筆者も感銘を受けた。

また、彼女がこれらの活動にチャレンジしたのは、普段何気なく見ていたポスターがきっかけであったと述べていたことも印象的であった。普段からアンテナを張り、いろいろな情報を得ること、そして積極的に様々なことに挑戦するチャレンジ精神を持つことの大切さが取材を通じて伝わった。

自分から動き出さなければ、何も新しいことを得ることはできない。大学生活は限られた短い期間しかない中で、彼女はチャンスをフルに生かし、様々なことにチャレンジし、経験を積み、充実した悔いのない大学生活を送ってきたという。

近い将来、彼女は世界中で活躍していることであろう。

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文責・写真

松本慎也 (Hijicho)
町田和紀(Hijicho)


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