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BOX協の精神は生きている


BOX協がHijichoと統合

2011年5月30日(月)、四者協総会にて「サークルBOX連絡協議会が学生メディア団体Hijichoと統合」という議案がサークルBOX連絡協議会規約の下で可決された。Hijichoは旧BOX協の業務を見直し、その役割を担っていくことになった。このことは、Hijichoが四者連絡協議会から旧BOX協業務を含むメディア活動を受託することになったということを意味する。今後もHijichoは四者協と連携して諸活動を行っていく。

BOX協とは何だったのか?

BOX協は正式名称を「サークルBOX連絡協議会」といい、その執行部は四者協から派遣される役員で構成されていた。BOX協が設立される1987年までは四者協がBOX関係の業務を扱っていた。

1987年に学生部が『BOX使用規定 (学生部長がBOXの管理責任者、というもの) 』を四者協に提示、しかも「これを飲まないと市議会が納得しない。予算が出なくなる。」と予算を人質に取る形で四者協に詰め寄ってきた。これに対し四者協は学生部に対抗して300名規模の抗議プラカード行進を行い、さらにBOX協を設立した。

BOX協設立の目的は、
 ①学生がBOX問題を責任をもって運営・解決していけることをはっきり示すこと
 ②予算とBOX問題を絡めてくることを断ち切っていくこと
 ③BOX使用に関する問題やその他BOXに関する陳情処理
 ④BOXに関する学生の要求を実現する
というのがBOX協の主な活動であった。2000年、学生部から非公認化を受け折衝権を失い、約10年間非公認団体として現在に至る。以下、「BOX協」はHijichoと合体したため、「旧BOX協」と表現する。

現状は悲惨だった

旧BOX協の役割は以下のように定められていたが実質的な活動はされていなかった。

第2条 (役割) BOX協は次の各号の役割を担うものとする。
1. 全サークルへのBOX提供を実現するよう大学に働きかける

⇒全サークルへのBOX提供の実現を大学に働きかけていない。問題点はBOX協に権威が全くないという事。学生部が結成更新届を用いて管理しておりBOX協が中継することはかえって非効率である。

2. サークルBOXを使用しているサークルと大学側との連絡調整を行う

⇒大学側に働きかけていない。頻度があまりに低い。

3. BOX周辺の環境整備を推進していく

⇒各自で責任を負うべき。一斉清掃は企画してもよいが、掃除を促すだけの特別な機関は必要ない。

旧BOX協役員は四者連絡協議会から派遣され、任期は2年間となっている。毎年およそ15名ほどが役員になっているが、上述のように業務が皆無なため、これは名ばかりの役員制度である。また、仮に旧BOX協の業務を拡大させて何らかの活動をしようとしたとしても、役員全員が派遣元の業務を兼任しており、かつ自分自身のクラブの仕事もあることを考えるとその実行は困難であった。これらが旧BOX協衰退の原因になっていた。

旧BOX協の根本的な精神は死んでいない

以上のような経緯があり、旧BOX協業務に学生が携わることは完全になくなってしまった。しかしながら、学生の活動に直結し、学生が運営・管理できる事は学生が行うべきであろう。
 
現在は学生部がBOXを管理しているが、果たして学生部は本当に公平にBOXの振り分けを行っているのか。BOX周辺の事・クラブやサークルの事など、学生目線に立ってみないと細かい事情や真相がわからない事が多く、学生部がそれを取り扱うことはかえって時間のロスを生む結果になっている。BOXを使用しているのは学生であるので、運営・管理は学生が行った方がよいと私は考える。また、学生が主体的に活動していくということは、大学が元気になるということも意味する。大学当局は、大学の主役である学生を潰すようなことをするべきではない。

BOX協業務というのは学生が出来ることは学生で行うべきだと訴えることであった。が、これはBOXの話だけではない。現状では、BOX問題を含め、学生がそれを「知らない」ということが大きなネックになっている。多くの学生が知り、全員がBOXの管理問題など大学の問題を議論しはじめたならば、大学当局も動かざるを得ない。旧BOX協や四者協という存在が一つ固まって存在しているよりも、全学生がいたるところで問題意識を持っていたほうが、学生部にとっては不気味であろう。もちろんそのうえで四者協が大学側と折衝を行えば、よりいっそう四者協の発言力が高まるだろう。

HijichoがBOX請求の窓口に

現段階ではBOXの管理は全て学生部が行っているため、BOXが欲しい場合は学生部窓口で学生部の規定に従い手続きをしなければならないが、現実にはBOXが欲しいという団体は多く、学生部の査定を受けることになる。

上述したように、クラブ・サークルの活動をよく知らない大学当局から正当な審査を受けることが出来るだろうか。

旧BOX協規約を一部改正

Ⅰ総則

第1条 (名称) 本団体は、「BOXアセスメントと広報で学内外を刺激するメディア団体Hijicho」と称する。(通称:学生メディア団体Hijicho)

第2条 (役割) 本団体はBOX業務を通してサークル間の相互交流促進と利害調整を行うとともに、大学とその近隣地域の広報活動を四者連絡協議会から請け負い、その活動を通じて大学とその近隣地域の活性化を図ることを主たる目的とする。この目的を達成するために、次の活動を行う。

1. クラブ・サークル間での公平・公正なBOX配分を目的として、BOX運営業務を行う。
2. 紙媒体、ウェブ媒体等を用いて本学と近隣地域の情報の流通させる。
3. 本学の社会的地位の向上と、クラブ・サークル・大学・地域間の相互交流を促進するための企画を行う。
Ⅴ 執行部
第16条 プロジェクトチームの設置

1. BOX総会などBOX業務の運営にあたり、Hijicho内でプロジェクトチームを置くこととする。
2. プロジェクトチームは、日常のBOX運営にあたるとともにBOX業務の方針案を作成し、BOX総会において提案する。

第17条 プロジェクトチームの選出

プロジェクトチームは四者連絡協議会から選出されるスタッフに加え、一般スタッフとの混合チームによって構成される。ただし、四者連絡協議会から派遣されるスタッフはこれを義務としない。

本規約をもってHijichoが先述の不安を拭い去っていく。Hijichoは四者連絡協議会と共に、学生の立場にたって、学生の意見を大学に届ける努力をする。

文責

中野寛之 (Hijicho)

連絡先

大阪市立大学 学生メディア団体 Hijicho
大阪市住吉区杉本1-3-138 大阪市立大学内

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