第1合同部室及び第7、8、9合同部室を使用していた一部の団体が共通研究棟に仮移転し、半年以上が経過した。来年には新BOX棟が建設され、現在の共通研究棟から再び移転する予定である。新BOX棟について現在明らかになっていることをまとめた。
新BOX棟は第2体育館の南の第1合同部室及び第7合同部室の跡地付近に建設される予定である。建設が完了するのは来年の春頃で、夏休み頃に移転する見込み。BOXとして使用できる部屋数は40室程度であり、BOXの他にも和室などの部屋もつくられる予定である。
ところが新BOX棟には大きな問題がある。現在の仮移転先である共通研究棟を使用している団体数は57であり、1団体につき1部屋を使用すると考えても十数団体は新BOX棟への入居ができないという状況である。そもそも現在つくられる予定である約40室という数も以前はもっと少なく、30室にも届かないというような状態であった。その計画に異議を唱えた各団体がBOX協議プロジェクトにBOX数の増加を要請し、2階のトイレや共用の部屋などを削って現在のBOX数を確保したのである。つまり、これ以上の部屋数は期待できないと考えてもよい。
この問題に関して大学側は様々な対策を考えている。一つの例として倉庫の建設がある。現在、BOXを物置として使用している団体が一定数あり、そのような団体のために倉庫を建設することでBOXを使用する必要のある団体を減らそうという試みだ。また、明らかに使われていない本館地区のBOXを活用したり、双方の団体の同意の上でルームシェアをさせたりなどと様々な策を考えている。
大学側は、活動の上で本当にBOXを必要とする団体が使用するべきであるという考えを強く持っているようだ。近頃はBOXをただの遊び場として使用したり、禁止されている事項を行ったりするような団体も少なくないという意見もある。自らのBOXの使用法は本当に正しいのか。BOXを持つことができるのは当たり前のことなのか。新BOX棟への移転を機会に今一度考えてみてはどうだろうか。
文責
土屋拓海(Hijicho)
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