HijichoのLINE公式アカウント
友だち追加数

パソコン選びで賢くなる方法


皆さんはパソコンを選ぶときに気をつけていることはあるだろうか?何も考えずに店員さんに勧めれたものを購入していないだろうか?
確かに店員さんは性能がいいものを勧めてくれるが、最終的に購入を決めるのはその人自身なので、性能についてある程度知っておきたいものである。

パソコンの性能については店頭の表示を見ると、パソコンの処理速度についてや画面の大きさ、BDは使えるのか、など様々なことが書かれている。ところで、性能の記憶装置覧に「HDD500GB」や「SSD60GB」といった表示を目にしたことはないだろうか。SSDというのは馴染みのないものであるとしても、HDDの方はまだ私たちに馴染みあるものである。例えばHDDは、テレビ番組の録画に使われるハードディスクレコーダーで使われている。HDDのおかげで録画の度にDVDを出し入れしないくてもいいのだ。SSDはHDDと同じくデータを保存するために使われるがその仕組みはHDDとは異なるものです。そこでSSDとはどのようなものか次で紹介する。

SSDとは何か?

SSDはHDDと同様にアルファベット3文字でぱっと見ただけでは同じような印象をうけるが、SSDとはどのようなものであるのだろうか。

略称ではわかりにくいが正式名称で表わすと両者の一つ目の違いが見えてくる。

SSD・・・・Flash Solid State Drive (フラッシュソリッドステートドライブ)
HDD・・・・Hard Disk Drive (ハードディスクドライブ)

上記に下線でも示したが、要は円盤(磁気ディスク)が入っている/いないの違いだ。

HDDは磁気ディスクで構成されているなら、SSDは何で構成されているのだろうか。
SSDの名前をよく見ると、”Flash”という単語が並んでいる。”Flash”だけでは聞いたことがないにしても、フラッシュメモリという単語なら聞き覚えがあるのではないだろうか。
SSDは一般によく使われている「USBメモリ」や「メモリカード」と同じ中身である「フラッシュメモリ」というもので構成されているのだ。SSDをイメージするなら大きな「USBメモリ」や「メモリカード」といったところである。

SSDのメリット

上で簡単にSSDとはどんなものなのか紹介したが、ではSSDにはいったいどのようなメリットがあるのかが気になることである。そこで、以下にSSDのメリットについて述べる。

 SSDはHDDと比べるとデータの読み書きをするときに非常に静かである。

なぜSDDがHDDより静かであるのかはその中身を考えると想像しやすい。先ほども書いたようにHDDには磁気ディスクが入っている。そしてのその磁気ディスクを回転させて、アーム部分でデータの読み書きを行うのである。すると必然的にディスクの回転音が生じるのである。一方、SSDはHDDのようにモータでディスクを回してデータを読み取るといった機械的な構造はなく、あるのはフラッシュメモリなので、HDDのように「ブーン」などの音は生じない。

 SSDは低電力で動きかつ衝撃につよい

この理由も先ほどと同じで、SSDにはHDDのような機械的な構造がないため使う電力が少なく済み、少しの衝撃を加えた程度で壊れるということはないのである。
上に述べたこともSSDのメリットであるがSSDの最大の特徴はそのデータ読み込みの速さである。

HDDの場合だと、データを読み込むプロセスは次の通りである。

目的のデータがディスクのどの位置にあるかを特定する

目的データの位置にアームがくるようにディスクを回転させる

目的データ全体をアームで読み取る

HDDだとこれだけのプロセスを経てデータを読み込んでいるが、SSDはディスク構造がないのでこれらのプロセスを飛ばして直接データの読み込みができる。だから、SSDはHDDに比べて高速なデータの読み込みができるのだ。そしてこの高速なデータの読み込みにより、SSD搭載のPCでは電源ボタンを押してから画面が立ち上がるまでの時間をHDDに比べて短縮できる。

SSDのデメリット

いままでこれだけのSSDの利点を挙げてきたが、完全無欠の物というのはあまり存在しないのであり、SSDにもデメリットが存在する。次にそのデメリットを紹介する。

 SSDは値が張りすぎる

データがいっぱいになったので外付けの記憶装置がほしいと思い家電量販店に行き、データのやり取りが高速で衝撃にも強いからSSDを買おうと思い立つ。このとき、HDDを買うようにSSDを買おうとすると財布の中身がさみしくなること必至である。というのも、現段階ではSSDはHDDと比べものにならないほど値段が張るのである。

一例をあげると、外付けSSD[128GB]が安いもので1万弱で買えるが、容量のみにこだわるとすると、SSDを買うのと同じ価格で外付けHDD[(※1)3TB]仕様程度のものが購入できるのだ。

別のデメリットとしてSSDはあくまでも(※2)フラッシュメモリであるがゆえに書き込み回数がHDDに比べると制限されるというのがある。だがこれに関しては、業務で四六時中データの書き換えを行わないといけないという状況でない限り問題にならないレベルである。

以上がSSDのメリット/デメリットである。

これまでのことを簡単にまとめると
SSD・・・値は張るが、データの読み込みが早いので速さが要求されるものに使う。
HDD・・・SSDに比べて読み込みは遅いが、安価で大容量のものが手に入るので動画等のサイズの大きいデータ保存に使う。

このように両者ともに良い面・悪い面があるので、実際に自分でパソコンを選ぶときには自分がどれくらい多くのデータを保存するつもりなのか/サクサク、データのやり取りをしたいのかを考えた上で自分に合うものを選んでほしい。

(※1) TB(テラバイト) :1TB=約1024GB
(※2) フラッシュメモリ :メモリのある部分に電子を溜めたり抜いたりすることでデータを記録する。書き込み回数が多いと電子の移動が頻繁に起こり、メモリの電子を溜めておく部分の性能が落ちてうまくデータが記録できなくなる。

文責

 大谷優多 (Hijicho)


関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

Hijicho on Twitter

ページ上部へ戻る