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市大七不思議 ~ The 7 Wonders of OCU ~ 第一回


「学校の七不思議」という言葉、これまでの学生生活を通じて皆さんも一度は聞いたことがあるだろう。およそ学校と呼ばれるところには多くの場合七不思議が存在する。古い学校は特に多く、その内容は単なる噂の場合もあれば、それぞれの学校の特徴や歴史を実にうまく捉えているものもある。

そこで今回130年余の歴史を持つ我らが大阪市立大学にも七不思議は存在するのではないか、そしてそれを通じて市大の今まで気づかなかった部分を再発見していけるのではないかという想いのもと調査を開始することにした。

一号館の地下室

記念すべき一つ目の七不思議候補は一号館1階、正面から入って左側に進むと見つけることができる。普段から人が立ち入っている気配はなく、急な階段を下りると暗闇に包まれた古めかしい扉がいかにもな雰囲気を醸し出している。実際に幽霊が出るという噂も存在しているようだ。

調査を進めたところ、この場所は現在は経営管理課の管轄下で書庫として利用されているということで、内部には重要な書類や資料が保管されているため学生が入ることはできない。そのため幽霊が実際にいるかどうかは検証できなかったが、この噂は戦後市大の杉本キャンパスが米軍に接収*されていた際、病院として利用されており、特に朝鮮戦争のとき一号館が遺体安置所として使われていたという歴史に基づくものであるようだ。大阪市立大学が経験した戦争の記憶をひっそりと伝えている、そんな場所なのかも知れない。

さて、一つ目の七不思議はいかがだっただろうか。このように市大には不思議な場所や噂がまだまだ存在するはずである。そんな不思議の数々を皆さんとともに見つけていくことができれば幸いである。ぜひ皆さんが知っている市大七不思議のお話、お聞かせ願いたい。

参考文献

『大阪市立大学の歴史 – 1880年から現在へ -』 大阪市立大学史資料室 2011年

●市大七不思議大募集

連載コーナー「市大七不思議」は読者から寄せられた応募に基づきHijichoが直ちに優秀な記者を派遣し真相の追求にあたります。

Hijichoでは市大の七不思議候補を募集しています。皆さんが知っている市大にまつわる不思議な話がありましたらぜひ我々にご一報を!

〇応募資格
大阪市立大学または大学院に在学中の学生・市大OB・教職員など市大関係者

〇応募先
hijicho@gmail.com まで件名に『市大七不思議候補』と明記し、必要事項 ( 推薦理由、わかる限りの情報:噂でも可 )を明記の上ご連絡ください。

※応募していただいたすべての候補を取り上げるわけではありません。応募された候補の中から市大七不思議にふさわしいものを厳選したうえで取材させていただきますのでご了承ください。取材を行う人が決定した際にはこちらから連絡させていただき、取材にご同行をお願いする場合がございます。その際はご協力お願いいたします。

文責

古迫肇 (Hijicho)


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