おトイレミシュラン☆とは・・・
トイレとは毎日誰もが使っている場所であり、生活の一部であるとともに、安らぎの場でもある。市大生がより快適なトイレライフを過ごせるよう、Hijichoが独自に大学内のトイレ事情についての分析を行い、快適なトイレについて探求そして調査を行ない大学内にある理想的なトイレについて読者にランキング形式で紹介するコーナーである。
快適なトイレとは
一言に快適なトイレといわれても、それぞれが理想とするトイレのあり方は各々で異なるだろう。そこで、我々は快適なトイレに欠かすことのできないであろう５つのポイントを考え出した。
その5つのポイントとは
1.清潔であること
2.設備が充実していること
3.利便性がよいこと
4.静かであること
5.広いこと
今回のおトイレミシュラン☆では、上記の５つのポイントを評価の指標として用いて、それぞれのトイレについて分析、評価を行った。
評価方法の仕方
今回は上記の５つの指標を用いて、加点方式で採点を行っていく。
1.清潔度 (15点満点)
〇チェックポイント
・トイレが清潔な状態を保っているか
・においはないか
・便器便座は清潔か
・床は清潔か
・洗面台周辺は水で濡れていないか
2.設備の充実度 (15点満点)
〇チェックポイント
・トイレ内の設備の新しさ
・洗面台などの自動化
・ウォシュレットなどの施設の充実さ
・トイレットペーパーがきちんと補充しているか
・ゴミ箱などが設置してあるか
・石鹸が洗面台に十分に補充しているか
３.利便性 (10点満点)
〇チェックポイント
・場所のわかりやすさ
・エントランスや教室などからアクセスしやすいか
・外からのアクセスも考えて低層階にあるか
４.閑静さ (10点満点)
〇チェックポイント
・利用者が多すぎないか
・落ち着ける空間であるか
・トイレ周辺の環境
５.広さ (10点満点)
〇チェックポイント
・トイレの規模、数
・個室の広さ
・洗面台の数、広さ
の合計６０点満点で評価する。
調査範囲
今回は旧教養地区と学術情報総合センター（以下学情）にある、学部にかかわらずよく学生が利用するトイレ合計２３か所について複数名の調査員がそれぞれ調査を行った。
★による評価について
今回の調査ではおトイレミシュラン☆と銘打ってあるように、本家ミシュランガイドと同様、星印★を用いて評価を行う。
星の数には次のような意味を持つ。
★ (1つ星) ー 快適に用を足せるトイレ
★★ (2つ星) ー 極めて快適であり、近くに別のトイレがあったとしても、遠回りしてでも行く価値のあるトイレ
★★★ (3つ星) ー そのトイレに行くために杉本町駅からわざわざ大学へ戻りたくなるほど価値のある卓越して快適なトイレ
なお星の数は以下のように評価の点数で決まる。
32点ー35点 ★
36点ー39点 ★★
40点ー ★★★
トイレにうるさいHijichoトイレ調査員も納得の星付きトイレ一覧
★★★ (3つ星)
40点ー
共通研究棟 1F (男子トイレ) 41点
学情 1F (女子トイレ) 40点
学情 1F (男子トイレ) 40点
※各グラフの清潔度、施設の充実度は10点満点に換算している。
栄えある総合1位に輝いたのはまだ竣工して間もない8号館とテニスコートに挟まれた場所に立地している共通研究棟1Fの男子トイレである。規模こそは小さいものの設備も新しく清潔に保たれており、清潔度では満点に近い14点をマークした。また特筆すべき点は多目的トイレがほかの場所のものと比べ広く、バリアフリー施設も充実している点である。
2位、3位は共に学情1Fのトイレ。学情内のトイレの中では最も規模が大きく、そして注目すべき点は今回調査したトイレの中で唯一ウォシュレットが完備されている点である。そのため施設の充実度ではともに満点に近い14点という高得点を獲得した。
★★ (2つ星) 36点―39点
8号館5Fエレベーター横 (男子トイレ) 38点
8号館2Fエレベーター横 (男子トイレ) 37点
2号館 1F (男子トイレ) 38点
学情2F西（杉本町側） (男子トイレ) 37点
学情4F西（杉本町側） (男子トイレ) 37点
学情4F東（8号館側） (男子トイレ) 37点
学情5F東（8号館側） (男子トイレ) 37点
8号館2Fエレベーター横 (女子トイレ) 36点
学情2F西（杉本町側） (女子トイレ) 36点
2 号館1F (女子トイレ) 36点
2つ星は男女合わせて10か所のトイレがランクインした。比較的設備が新しく自動化が進んでいる学情のトイレが設備の充実度で高得点を獲得し2つ星に多くランクインしていることがわかる。ここで注目すべき点は男女ともに2つ星にランクインしている8号館2Fエレベーター横と2号館1Fと学情2F西の3つのトイレである。
8号館2Fは8号館の中では最も高得点であり、8号館の女子トイレでは唯一の星付き。その理由としては、8号館2Fは他の階と比べ教室数が少なく、そして授業で使われることも少ないことがあげられる。またトイレの規模もかなり大きく、利便性にもすぐれ、かつ比較的清潔な状態が保たれておりすべての項目で高得点をマークした。まさに8号館の穴場的スポットである。
2号館1Fのトイレは入りにくい雰囲気もあり、場所が分かりにくいものの、旧体育館にも隣接しており、施設の新しさや清潔さも調査したトイレの中ではトップクラスであり女子トイレの清潔度の項目では堂々の1位に輝いた。
学情２F西トイレはともに学情1Fに続いて高得点を獲得した。場所もわかりやすくまた学情内の他のトイレと比べ、利用者も比較的少ないようだ。
★ （1つ星）
★ 32点―35点
学情3F西（杉本町側） (男子トイレ) 35点
学情3F東（8号館側） (男子トイレ) 35点
学情4F西（杉本町側） (女子トイレ) 35点
学情5F東(8号館側) (女子トイレ) 35点
共通研究棟1F (女子トイレ) 34点
学情3F東(8号館側) (女子トイレ) 34点
学情B1 (男子トイレ) 33点
学情4F東(8号館側) (男子トイレ) 33点
学情3F西（杉本町側） (女子トイレ) 33点
学情4F東(8号館側) (女子トイレ) 33点
一つ星は男女合わせて10か所がランクイン。ここでもやはり学情強し。共通研究棟1Fの女子トイレ以外はすべて学情のトイレが占める結果となった。ちなみに学情の星付きトイレは男女合わせて全18か所中16か所がランクインしており中でもでも男子トイレはすべて星付きトイレとなっている。共通研究棟1Fの女子トイレは総合1位になった3つ星の男子トイレとは対照的な結果となった。その原因は女子トイレは個室がたった1つしかないという点があげられる。共通研究棟は主に女子の少ない理系が利用するためにこのように個室が1か所しかないのではないかと考えられる。
もっと詳しく各トイレの評価、概要を知りたい方はこちら 個室、洗面台の数、バリアフリー施設などの各トイレの設備についての情報を載せています。
おトイレミシュラン☆ トイレデータ完全網羅版 旧教養地区＋学情編 男子トイレVer –
おトイレミシュラン☆ トイレデータ完全網羅版 旧教養地区＋学情編 女子トイレVer –
From Editor
今回の調査を通して、日常的にみんなが利用していながら、今まであまりクローズアップされることのなかった市大のトイレ事情について知ることができ、建物が違えばトイレの様相も大きく異なっていることを改めて実感した。トイレはまさしくその建物の裏の顔でもあり、それぞれのトイレを見るとおのずとその建物がどういった人がどのように使っているのかが見えてくる。
今回の調査では男女で別に評価を行ったが全体的に男子トイレと比べ女子トイレは点数が低いという結果となった。男女ではトイレに求めるものや見るポイントが違うのであろうが、それでも予想以上に点差がついたことに驚かされた。それだけ私たちの想像以上に男女のトイレ事情は異なっているのであろう。
このおトイレミシュラン☆を参考にして、多くの人がより快適なキャンパス・トイレライフを送ることができたならば幸いである。
※注意※
今回の調査による評価はあくまでもHijichoトイレ調査員の個人的評価であるのであしからず
文責・写真
町田和紀 (Hijicho)
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