昨年10月にオープン (プレオープンは同年9月) した学生サポートセンター (以下「サポートセンター」) であるが、オープンから一年、学生の皆さんはサポートセンターをうまく活用できているだろうか。またポータルサイトも一昨年10月に開設されているが、こちらも大学生活を送る上で活用していきたいシステムである。そこで今回はそんなサポートセンターとポータルサイトについて改めてその機能を再確認していきたい。
学生サービス窓口の集約・ワンストップ化
サポートセンターは学生へのサービスの充実化のために、これまでキャンパス内に分散していた各学部・研究科棟事務室、学務企画課、学生支援課などの各種相談や手続きの窓口を一箇所に集約して建てられた施設である。これにより各学部棟に設置されていた事務室や、旧教養地区の全学共通教育棟に設置されていた学生支援課を行き来する手間がはぶかれ、ひとつの施設内で同時に複数の用事を済ませることがでる (ワンストップ) ようになった。また、サポートセンターに窓口が集約されたことにより、職員同士の連携が強まり、更なるサポートの充実を図れるようになった。
サポートセンターでは、学生支援課や各学部・研究科窓口のほかに、障がい学生支援や、ボランティア活動支援、入試関係、就職関係など多岐にわたった窓口を設置している。それぞれ用途に合わせてしっかりと窓口を使い分けていただきたい。ちなみに、全学共通教育科目に関しては引き続き旧教養地区の全学共通教育棟の事務室にて取り扱っている。
1階 | 教務関係 | 各学部・研究科、学生支援課 ・履修関係、相談等・教職関係、相談等 ・学生証、各種証明書発行関係 |
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学生関係 | 学生支援課 ・奨学金等関係・クラブ、サークル課外活動関係 ・障がい学習支援関係 |
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就職関係 | 学生支援課 ・就職関係、相談等 |
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2階 | 庶務・計理関係 | 各学部・研究科、学生支援課 ・研究科、学務企画課、学生支援課 |
入試関係 | 学生支援課 |
大阪市立大学HP (http://www.osaka-cu.ac.jp/ja/news/2011/1178)より引用
掲示板も設置されており、講義やテスト、奨学金や教職に関するさまざまな情報が掲示されており、学生にとってチェックが欠かせないものである。
受付時間は平日の8:45~17:15までとなっている。しかし、特に5限まで講義の入っている理系の学生からは、もう少し受付時間を延ばして欲しいとの声も上がっている。このことから、サポートセンターでも受付時間について検討がなされている。
ポータルサイト活用してますか?
それでは次にポータルサイトをみてみよう。ポータルサイトではサポートセンターと同様に学生にとって大切な情報が随時掲示されている。教職関係や奨学金、講義に関する情報などを、大学に来ることができない時などにチェックすることができるところが利点である。常にとまではいかなくても、定期的 (週1回など) にチェックし、自分にとって必要な情報が掲示されていないかチェックすることが大切である。ちなみに、サポートセンター内にも閲覧用PCが設置されているので、こちらを利用するのもいいだろう。
しかしそれでも都合が悪かったり忘れていたりして、必要な情報をチェックできない場合や、締め切りのあるような情報を、締め切りが終わってから気づくという場合もあるだろう。今のところそういった事態に対しての具体的な対策はなされていないのが現状だ。そのため今のところは学生自身が注意を払い、ポータルサイトのチェックを怠らないことが望ましい。大学に来た際はサポートセンターを訪れるのもいいだろう。そして分からないことに関してはサポートセンターの職員に質問し、取り返しのつかない事態にはならないようにしたい。また、新学期などの際に行われるガイダンスなどをしっかり聞くようにもしてほしい。
よりよいサービスのために
サポートセンター・ポータルサイトという二つのサービスが展開されるようになったが、まだまだ問題も多くある。学生の皆さんにはアケートなどに記入し、積極的にサービスの向上のために意見を唱えていただきたい。サポートセンターの職員も学生がどのようにサポートセンターを活用していきたいかという声を求めている。例えば今まで述べてきたこととは多少話がずれるが、サポートセンター内の中庭の活用の仕方 (ちなみに現在は緑のカーテンが施されているが、それ以外には特に活用されていない) などについても声を聞かせてほしいそうだ。
しかし先ほども述べたように、こちらから一方的に求めてばかりいるだけではいけない。こちらも情報のチェックを怠らないようにし、サービスを十分に活用するようにすべきだ。
文責
橋本啓佑 (Hijicho)
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