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市大に魔女現る


2012年4月、「市大に魔女がいる」という奇妙な噂が一部で流れていた。真相を確かめるべく、噂の人物との接触を試み、取材に成功した。

魔女、現る

遠い国の遠い過去に存在したと言われる「魔女」。2012年4月、Hijichoスタッフは、その「魔女」が大阪市立大学にいるという情報を得た。Twitter上で「市大 魔女」で検索したところ、たちどころに現れた「魔女」の目撃情報。一目見れば誰もが「魔女」と呟いてしまう謎の人物。果たしてその正体は・・・?

まずは「市大の魔女」がどんな外見をしているのかを紹介したい。皆さんがもし「魔女」の特徴を挙げるとすれば、どんな点を挙げるだろうか。黒ずくめの衣装、黒いとんがり帽子、箒。少なくとも、この3つは欠かせないだろう。

そして、「市大の魔女」は今想像して頂いた通りの姿をしている。


写真=空飛ぶ魔女

暴かれる、魔女の正体

ーなぜ、「魔女」なんですか
昨年のハロウィーンの時に、友人とともに魔女やお化けのコスプレをしたのが始まりです。その時に魔女の服装が自分に合っていると感じ、銀杏祭に出た後もほぼ毎日この魔女ルックを続けています。もはやコスプレでも女装でもなく、ファッションです。衣装も数着備えていて、毎日少しずつ変わっているんですよ。

ー「女装」ではなく、「ファッション」?
女装を含み、世間で言われている「コスチュームプレイ (コスプレ) 」と「ファッション」は異なるものと考えています。コスプレはあくまで、その姿を装ってなりきったり、遊んだりすることが目的ですが、ファッションは自分のアイデンティティの表現なんです。

そもそも、男と女がいる以上、女の格好をしてみたいと思う人はいてもおかしくないと思うんです。むしろ、男性は誰しも一度は女装してみたいと思っているはず。化粧は女性の専売特許じゃありません。それは固定観念です。男でも化粧が似合えばそれでいいじゃないですか。せっかく服を着るんだったら、自分の好きな服、自分を一番出せる服を着るべきです。自分の場合、この魔女のスタイルが一番自分のアイデンティティを出せるんです。友人からも「魔女の時の方が男らしい。」とよく言われます。

ー周囲の反応は
元々変わった性格をしていたので、親しい友人はすんなりと受け入れてくれました。滋賀県から通学しているのですが、電車内ではじろじろと見られたり、写真を撮る音が聞こえたり、Twitterで呟かれたりしますね。興味があるなら話しかけてくれればいいのにと思います。自転車に乗りながら見るのは、危なっかしいのでやめてほしいです(笑)。

ー今後の展望は
もちろん、これから先も魔女のファッションを続けますよ。その上で、これをビジネスにしようと考えています。「魔女のクローゼット」という名前の通販サイトを運営予定で、早ければ2012年夏には営業を開始します。そこで対象として考えている客層は「女装をしたい男性」。様々な女装グッズを始め、化粧品や衣服などを取り扱う予定です。例えばこの帽子、実は帽子屋で作成したサンプル品なんです。帯と裏地は8種類から選べておしゃれですし、このツバは実はUVカットなんですよ。これを量産してオリジナル商品として販売しようと考えています。


写真=魔女の帽子 (本人提供、筆者編集)

現存する女装用品通販サイトはたくさんありますが、この女装通販界の中でも一番の良質な店舗になりたいです。衣装や化粧品は、海外(主に韓国)から低価格で輸入し、安くて良い商品を取り揃える予定です。化粧品などは女性にも買って頂きたいです。市大生割引も検討中ですので、ぜひ利用して頂きたいです。

魔女の紹介

女装ファッション研究家
ギネス倶楽部 部長
blog:マジョログ
Twitter:@mjyokkomihiron

from editer

「市大で魔女を見た」。そう聞いた時は耳を疑った。そして今回の取材を通し、「大学は広い」と改めて感じた。
自分の知らない所にまだこんな変わった人物がいるのかと嬉しさを覚えると同時に、自分ももっと好きなように、もっと変な個性を出してもいいんじゃないかと思った。

「市大の魔女」さんはとても話しやすい方だったので、もし見かけた時にはぜひ気軽に話しかけてみてほしい。こんな自由な生き方もあるのかと感銘を受けること間違いなしである。

文責

新舎洸司 (Hijicho)


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