「クラブよ~いドン!」は市大で活動するクラブやサークルを取り上げていくコーナーです。「あなたのとなりのあの子が所属しているクラブを詳しく知ろう」をコンセプトにしています。 |
今回お話を伺ったのは、文学研究会代表の瀬川知弘さん(文・3年)。文学研究会ではどのような活動を行っているのか、詳しくお聞きした。
――サークルの人数と学年ごとの人数を教えてください。
全員で23人在籍しています。その内1年生が1人、2年生が4人、3年生が15人、4年生が2人、それから大学院の修士課程1年生の方が1人在籍しています。
――理系の学部の方もいらっしゃいますか。
そうですね。工学部、理学部、医学部の方がそれぞれ1名在籍しています。
――文系学部でも、文学部以外の幅広い学部の方がいらっしゃいますか
はい、法学部の方も多いですし、経済学部の方もいます。商学部の部員は現在はいません。
――どのような理由で入部する方が多いですか。
読書が好きだからという理由や、大学生活を機に本を読む習慣をつけたいという理由で入部する方が多いです。
――これまで(コロナ前)の活動内容を教えてください。
基本的な活動として、週1回部員一人が推薦した図書について部員全員で議論を交わす例会という活動を主に行っていました。また、その例会の内容を踏まえて各部員が読書感想文のようなものを書くのですが、それをまとめた部誌を毎年1回発行して、大阪で開催されている文学フリマというフリーマーケットに出展していました。
――最近の活動内容を教えてください。
対面活動自粛の影響もあり、これまで対面で行っていた例会をZoomを使用して行うようになりました。ツールは変わりましたが、活動内容自体は以前とあまり変わらずにできています。ただ、昨年度は感染者数がちょうど増加していたころだったので、文学フリマへの参加は見送りました。
部室の様子=瀬川さん提供
――オンラインでの活動のメリット、デメリットを教えてください。
例会を行うにあたって、基本的に対面とZoomとではそれほど内容に差がでないため、あまりメリット、デメリットを感じることはないです。ですが、強いてあげるならばZoonだとコミュニケーションが取りづらいというのがデメリットとして挙げられると思います。授業で先生などもおっしゃっていますが、やはり対面の方が議論がスムーズに進むと思います。
――どのような本を取り上げることが多いですか。
やはり日本の近代小説が多いです。現代の小説を取り上げることもありますが、全体の比率としては明治、大正、昭和初期くらいの小説を選出してくださる方が多いです。
――このサークルに入って良かったことは何ですか。
様々な学部の方が在籍しているので、その方々と議論をする中で多様な意見を聞くことができること、またそれを通して知識が増えていく点がこのサークルに入って良かったと感じることです。
――大学が統合するにあたり、サークルとして何か変わることはありますか。
大阪府立大学にも同じようなサークルがあるようですが、統合後どうなるかは未定です。
――今後の目標を教えてください。
当面の目標としましては、なるべく多くの学生に興味をもってもらい、部員を集めることです。多くの人がいればその分多くの本を読めますし、議論も活発になるので、ぜひ様々な人に興味を持っていただいて、入部していただければなと思います。
――最後に一言お願いします
そこまで堅苦しいサークルというわけではないので、気軽に興味を持っていただければと思います。あまり本に興味がなくても、友達を作りたいという理由で入っていただいても良いですし、入部後に本に興味をもつようになればそれでも構いません。
文責
羽戸さくら(Hijicho)
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