HijichoのLINE公式アカウント
友だち追加数

ボート部初の快挙 全国3位


平成26年10月3日(金)~5日(日)に埼玉県の戸田ボートコースにて行われた第55回全日本新人選手権大会の男子舵手付きフォアにおいて、大阪市立大学ボート部が3位入賞し、銅メダルを獲得した。この全日本新人選手権大会は、大学生は2年生まで、大学生のみならず高校生や社会人も2年目まで出場することのできる大会である。
全国規模の大会でメダルを獲得したのは、124年の歴史を誇るボート部史上初のことだ。快挙を成し遂げたボート部2回生の皆さんに話を伺った。

インタビューに答えてくださったボート部2回生の皆さん
写真=インタビューに答えてくださったボート部2回生の皆さん (町田写す)
写真後列左から松井亮介さん、渡瀬翔太さん、島 広一さん、岩井 翔さん、神田耕平さん
前列左から松井彩さん、舩橋可奈さん、馬場千寿さん、上原直子さん、岡本佳那さん

※ボートには1人乗り、2人乗り、4人乗り、8人乗りがある。今回は4人乗り (男子舵手付きフォア) の部門での入賞となった。4人乗りといっても実際はボートを漕ぐ漕手の他にコックスと呼ばれる舵を取るプレイヤーもボートに乗る。漕手の中でも2番と3番はバランスが安定しており他と比べて漕ぎやすいことから、ボート全体のエンジンとなる。
ボート配置図

漕手 (3番) の松井さん (商・2) は3位に入賞が決まったときの気持ちを「全日本級の大会での入賞は創部以来初めてだったので、嬉しかったです。今回は4人乗りの部門 (男子舵手付きフォア) での入賞だったが、ボートの花形は8人乗りの部門 (男子エイト) なので、次は8人乗りでの入賞も狙っていきたいです!」と表現した。
市大ボート部の部員は約100名と規模は他大学と比べても大きいが、経験者が少ないので、その点で他大学と違いがありそこが課題だという。
この大会に向けて夏休みは週に6日練習に励んだのだそうだ。ボートを漕ぐことはもちろん、陸上でも筋トレやエルゴ (ボートを漕ぐシミュレーションができる機械) を用いるなど、練習は多岐に及ぶ。どのような思いで練習をしていたのかと尋ねると「大会で勝つことだけを考えていました」と漕手 (4番) の島さん (工・2) は目を輝かせた。勝つことへのこだわりが、今回の快挙につながったようだ。水面に浮かんで滑るように進んでいく感じがボート独特で、徐々に経験を重ねていくとスピードが増していくのが快感になっていくそうだ。

見事3位入賞を果たしたプレイヤーの皆さん
写真=見事3位入賞を果たしたプレイヤーの皆さん (ボート部提供)

選手を支えるのがマネージャーの仕事だ。女子マネージャーは練習の日のごはんを作り、栄養管理をする。メニューを考えるのも彼女たちの役割だ。女子マネージャーの岡本さんは「練習ではかなりの体力とエネルギーを使うので、しっかり食べて、力になるような食事を心がけています。最近はだいたい10kgのお米を炊いていますね(笑)」と話した。男子マネージャーは選手の練習に併走し、安全管理やサポートを行う。男子マネージャーは元々漕手だった人が多いため、ボートについて精通している。同じマネージャーでも男女でそれぞれの役割があるようだ。
今後の目標について尋ねると、「インカレという全国の大学が出場する大会で決勝戦に出ることだ」と松井さんは力強く答えた。また、女子選手の上原さんは「最近女子の選手が増えてきて、レベルも上がってきていると実感しているので、男子がすばらしい結果を残している流れに乗って、女子も大会で良い成績を狙っていきたいです」と述べた。

取材中も終始楽しそうに、時には真剣にボートについて語ってくれたボート部員。彼ら彼女たちの、真っ直ぐな思いがボート部の原動力になっているのだろう。数ある市大の部活の中でも伝統のあるボート部。今後も彼らの活躍に目が離せない。

関連URL

大阪市立大学ボート部HP
http://ocurc.org

文責

石原奈甫美 (Hijicho)
町田和紀 (Hijicho)


関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

Hijicho on Twitter

ページ上部へ戻る