講義内容が分からないまま履修登録へ—。経済学部が後期の開講科目を変更したにも関わらず、そのシラバスを提供しないままWeb履修登録を終了しようとしている。
問題となっている科目は、農業経済論特殊講義 (水曜3限) と比較経済論特殊講義 (同4限)。経済学部は今年8月に後期の開講科目を変更することを全学ポータルサイトで発表し、その中で上記2科目は通常の「経済論」から「特殊講義」に変更されていた。特殊講義は通常の「経済論」よりも範囲を絞って行うのが普通。しかし発表以降、学部生の後期Web履修登録が締め切られる9月27日まで、シラバスの変更は掲載されなかった。
経済学部の担当者は「(担当教員からのシラバス提供は) ありませんでした」と話す。「過去の特殊講義のシラバスはサポートセンターで閲覧できます」としつつも、今期の特殊講義での内容と一致するのかという質問に対しては、「あくまで参考程度に」と答えを濁している。
開講前に履修登録を行うようになり、受講選択に際してシラバスの重要性が一層高まったこの時期に、経済学部の対応は波紋を呼びそうだ。
文責
加賀友基 (Hijicho)
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