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意外と知らない附属植物園の魅力


 あなたは大阪市立大学附属植物園を訪れたことはあるだろうか? 存在は知っていても、実際足を運んだことがある人は少ないだろう。今回は職員の方に伺った話をもとに、この植物園の魅力を紹介する。

 植物園は京阪電鉄交野線の終点、私市駅から徒歩で約6分の所にある。一見小ぶりな山のように見えるが、甲子園球場約6個分の広さがあり、自然の起伏をそのまま利用したまさに森の植物園である。

 植物園の外見=2018年9月12日、大平有里子撮影

 この広大な敷地の中には、日本産の樹木のおおよそ四分の三の種類が植えられており、これだけの種類の樹木を同じ敷地内で観察することが出来る場所は、日本全国でも珍しいという。筆者が植物園を訪れたのは秋の平日であったので、紅葉を見に来た大人の来園者が見受けられたが、植物園の来園者の半分以上は幼稚園や小学校の遠足で訪れた子供たちが占めており、高校生以上60歳未満の割合はとても少ないという。60歳以上になるとハイキングや勉強の一環として訪れる人が多くなり、中には年間パスポートを購入して定期的に訪れる人もいるそうだ。

植物園の風景=2017年11月18日、土屋拓海撮影

 また、植物園の魅力の一つとしてイベントの多さも挙げられる。園内で描いた絵を展示する絵画展、2月の梅や4月の桜観察会、子供向けのセミナーなどといった面白いイベントが毎月開催されている。職員の方のおすすめはメタセコイアの夜のライトアップと春のタンポポや桜であり、春は一面のタンポポ畑で遊ぶ園児の姿がとてもかわいらしいと笑顔で語った。また、職員の方は市大生が植物園を訪れることはめったにないことに触れ、「学校の先生方も、学生の方にもぜひ附属植物園を利用してもらいたい。」と語った。

紅葉=大平有里子撮影

 これから紅葉の綺麗な季節となる。皆さんもぜひ植物園を訪れて秋を感じてみてはいかがだろうか。

 

 植物園へのアクセスなどの詳しい情報はこちら

文責

大平有里子(Hijicho)

 


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