杉本キャンパス1号館前の庭(愛称︰ワシントン広場)に植えられているワシントンヤシ29本が伐採されることが5月20日、発表された。
ワシントンヤシと1号館前の庭の今後について、法人運営本部 施設整備担当課長の大谷みゆきさんと法人運営本部 管理課 整備担当係長の藤木寛信さんにお話を伺った。
「ワシントンヤシは1957〜58年ごろ、卒業生からの寄付により卒業記念として植えられたと推定される。一般的にワシントンヤシの寿命は約60年といわれており、1号館前の庭に植えられているものはすでに寿命を迎えている。今年度のセンター試験実施日に、強風でワシントンヤシの葉柄が人の近くに落下した。ワシントンヤシの葉柄は、長さ1メートル、重さ1キロ以上あり、人に当たるととても危険だ。これをきっかけに急遽、安全確保のためワシントンヤシが伐採されることが決まった」
ワシントンヤシが植えられていた1号館前の庭は、しばらくの間は芝生として利用される。7月から今ある芝生をすべて刈り取り、新しい芝生に作り替える作業が行われる。秋以降には新しい芝生広場の利用が可能だ。寝転がったり、読書をしたりすることができる、きれいな芝生へと生まれ変わる。その後の利用方法については検討中だ。様々な意見を取り入れながら、登録文化財でもある1号館とあわせて、新たに本校の象徴となるような空間にしていきたいという。
また、本学のロゴマークにはワシントンヤシが描かれているが、当面は現在のロゴマークが使用される。ロゴマークの変更の有無は、6月8日現在未定だ。
伐採されたワシントンヤシ=杉本キャンパスで6月12日、加藤菜々子撮影
文責
加藤菜々子(Hijicho)
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