新歓活動における医学部団体の違反行為を受け、四者連絡協議会(四者協)は3月26日、医学部団体による杉本キャンパスでの新歓活動を当面禁止する通達を出した。以降、医学部団体は阿倍野キャンパスでのみ新歓の機会が設けられており、6月現在解除の目処は立っていない。
フリースペース内で肩をつかむ、無理やり連れていくという強引な勧誘や意見調整会議への出席率の低さなどを勘案し、厳しい姿勢をとった模様だ。
適正に活動する医学部団体もあったが、何度も注意を無視するなどの違反行為が目立つ団体が多かったため連帯責任という形が取られた。
また、第3回意見調整会議の医学部団体の出席率は21団体中わずか3団体。基本的に全団体が参加しなければならない意見調整会議への非協力的な態度が問題視されていた。
しかし、医学部以外の団体に違反行為が全くなかったかと言われればそうではない。今年は、手続き日に「子供がどこかへ連れて行かれた。いつになったら戻ってくるのか」といった保護者からの異例のクレームもあり、四者協は今までにない対応を迫られた。
四者協執行部の江島駿太さんは、「新入生が嫌な思いをしないような新歓活動をしてほしい」、荒牧亜燈羽さんは「あそこの団体もやっているからうちもやっていい、という考えになりがち。違反行為に対しては、四者協がしっかり食い止めるので、みなさんには節度ある行動をしてもらいたい」と語った。
6月に予定されている意見調整会議では、新歓の反省が行われる。市大の団体に所属する以上知らなければならない情報を共有する重要な機会だ。各団体の代表者は必ず出席されたい。
文責
中村有里(Hijicho)
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