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新たな風を吹き起こす ふたば祭実行委員長インタビュー


 初々しい新入生が入学し、キャンパスライフに思いを馳せる。そんな季節が今年もやってきた。この時期に欠かせないのが新入生を歓迎する大学祭、ふたば祭である。ふたば祭の企画、運営を行っている大学祭実行委員会(まつり)委員長の田中敦さん(理・新3年・FOLK SONG CLUB)に第12回ふたば祭についてお話を伺った。

田中敦さん=3月17日、中村伸二撮影

 

まつりが目指す「春イチバン」とは

 ——ふたば祭のテーマについて教えてください。

 今年のふたば祭のテーマは「春,イチバン!」です。春一番とは、春の初めに吹く強い風のことです。新入生が新しい大学生活において、それぞれの一番を目指し歩み出すきっかけとなるようなふたば祭にしたいという想いと、学生が一丸となって一つの強い風を吹き起こすような大学祭にしたいという想いを込めてこのテーマに決めました。

 ——ふたば祭での取り組みを教えてください。

 ふたば祭では芝(メイン)ステージやサークルステージ、ストリートで企画を行ったり、クラブ・サークルの方々に模擬店や教室展示を出してもらったりします。その中でまつりは主に企画局と情報宣伝局に分かれて仕事をしています。企画局はすべての企画の立案と運営を、情報宣伝局は看板やアーチを作成したり、ふたば祭案内冊子を作成したりしています。

 ——おススメの企画はありますか。

 すべておススメですが、音楽系サークルのライブや土曜日におこなわれるプロの芸人さんを招く企画は毎年好評をいただいております。

 ——芸人企画は毎年人気ですよね。今年の出演芸人のヒントはありますか。

 詳しくは言えません(笑)。最近人気上昇中バンドの元メンバー……とだけ言っておきます。

 ——昨年度のふたば祭との違いはありますか。

 今年は新入生のための新入生歓迎祭であることを重視しています。新入生に楽しんでもらうため、クラブ・サークルのステージ出演時間を延ばすことや、模擬店や教室企画の活性化を図りました。また新歓に重きを置くことによって、クラブ・サークルにもメリットが生じ、全体としてふたば祭が盛り上がると考えています。

 ——近年、新入生の参加が芳しくないとの指摘があります。どのようにお考えですか。

 木曜日、金曜日は授業後に参加してくれる新入生は多いです。ただ、土曜日は通学生が参加するハードルの高さもあり、少し静かな雰囲気になります。土曜日にも多くの学生に来場してもらうため、芸人企画をおこなったり、ファイヤーフェスティバルと銘打った音楽系サークルによるライブなど楽しい企画を多く開催します。ぜひ新入生には土曜日も積極的にふたば祭に足を運んでほしいです。 

 ——昨年度誕生したマスコットキャラクター「ふターバン」ですが、今年も続投するのですか。

 昨年のふたば祭にあたって学生が親しみをもてるマスコットキャラクターが欲しいと話し合い、ふターバンが生まれました。顔出しパネルを作成したのですが、多くの人に写真を撮っていただき、ふたば祭を盛り上げるのに一役買ってくれました。もちろん今年も続投します。Twitter(@futaba_icidai)での自由なふターバンも見てみてください。

 ふターバンが描かれたパネル=まつり提供

 ——大学祭の運営に欠かせない新入生協賛金ですが、どのように使われているのでしょうか。

 ふたば祭、銀杏祭は全体の半分近くを新入生協賛金に支えられ、運営されています。協賛金を募っている理由は、大学祭のイベントをすべて無料で見られることを売りにしているからです。他大学の学祭では、ライブがチケット制であったり芸人や声優、女優のステージは座席購入があったりすることが多いです。市大ではそうではなく、皆がすべての企画を楽しめるように協賛という形をとっています。

 このような協賛金の中身をよく理解せずに手続きをする新入生が減っていくように、しっかりとした告知と説明をしていきます。また、より良い学祭をつくり続けることによって学生からの信頼を得られるよう、努力していきます。

 

学生へ

 ——上回生に伝えたいことはありますか。

 クラブ・サークルの方々と一緒にふたば祭を楽しいものにしていきたいです。また、新入生に楽しんでもらうため、酒類の販売禁止など守るべきルールを守ってほしいです。昨年度はしっかりと守ってもらえたので、とてもありがたかったです。

 模擬店や教室企画を出店しない上回生の方々も、ぜひ参加者として少しでもふたば祭を楽しんでみてください。

 ——新入生にメッセージをお願いします。

 新入生のための大学祭です! 授業後はすぐに帰るのではなく、いろいろなクラブ・サークルの模擬店、企画をちょっとでも見て楽しんでほしいです。入ったばかりで分からないことだらけだと思いますが、上回生の知り合いや同級生の友達をつくる良い機会にもなると思います。何よりふたば祭を通して大学生活を楽しくスタートしてください!

 

 ふたば祭についての情報は公式サイトもしくはTwitter(@ginnann_staff) でチェックしよう。

文責

中村伸二(Hijicho)


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