晴天の下、ボートレースは行われた=大川で5月20日、中村有里撮影
第126回ボート祭が、5月20日、21日の2日間にわたり開催された。1889年から続いている歴史の深いボート祭。毎年5月に桜ノ宮の大川で行われている。汗ばむ暑さの中、70艇にもおよぶボートが大川を駆け抜けた。また、大川に隣接するステージでは、コンサートバンドによるファンファーレに始まり、青桃会によるライブアート、応援団の演舞などさまざまな団体がボート祭を盛り上げた。
ボート祭関係者や、ステージに携わった団体にインタビューを行った。
ボート祭実行委員長 江島駿太さん(法・3年)
江島駿太委員長=5月20日、中村伸二撮影
――ボート祭の開催にあたって苦労されたことはありますか。
今年から参加者の部門編成が変わったり、市民の部で変更があったりしたことです。景品の見直しも行いました。
――ボート祭実行委員の活動はどういったものですか。
顔合わせは12月くらいに始めて、早いうちから会議を重ねて、大まかな企画ですとか、広報のやり方とかを決めてなんとか今日を迎えました。何度も議論していいイベントを作れるように頑張ってきました。
昨日は午前10時くらいから集まってトラック2台分の荷物を運びました。業者さんの力添えもあってスムーズに進められました。
今日は、実行委員長のあいさつをした後は、大会の運営の見守り役ということで、総括的なことをします。
――今回の大会への思いを聞かせてください。
ボート祭は明治時代から続く長いイベントです。水の都大阪と言われても普段の生活ではあまり感じることがないと思いますが、ボートを力を合わせて進めてもらって、水や風を感じてもらえれば実行委員長として大変嬉しく思います。
ボート部主将 梅田光太郎さん(工・4年)
梅田光太郎主将=5月21日、中村伸二撮影
――第126回ボート祭を迎えた今の心境を教えてください。
ボート祭は実行委員、学生支援課をはじめ多くの人の協力があって開催することができています。協力してくださっている方への感謝とともに、今後もボート祭が大きくなっていけばと思っています。
――準備・計画で苦労したことは何ですか。
僕らボート部員は裏方の仕事をしています。誰をどこに割り振ればいいのか、新入生にどういう仕事を与えるべきなのかを考えることを、苦労というか、努力しています。
――今年のボート部の目標は何ですか。
インカレと全日本選手権で最終日まで残ることです。
美術部青桃会
美術部青桃会は、開会式で音楽に合わせて絵を描く、ライブアートを行った。バックステージに描かれた絵はステージを飾り立てた。
――今回の作品のテーマはどのようなものでしょうか。
高い建物が多い桜ノ宮をイメージしてビルを、ボート祭ということでボートを、そして開催場所は緑が多いので木々を描きました。
――いつ頃から練習を始めましたか。
2週間ほど前から準備を始めました。メンバーで原案を持ち寄り、その中で良いものを採用しました。パフォーマンスの練習は実際に披露するサイズで3〜4回行いました。
――練習で苦労されたことはありますか。
1、2週間前から急ピッチで準備を進めてきたので練習期間が短く、パフォーマンスを覚えるのが大変でした。
――今後の抱負を教えてください。
ライブアートはOBさんたちから教わったものなので、それ以外に自分たち独自のパフォーマンスができればいいなと考えています。
ライブアートを行う青桃会=5月20日、中村伸二撮影
応援団
応援団は開会式、閉会式での演舞とレースへのエールを行った。今回は新入部員にとって初めてのステージとなる。演舞を終えた新入部員(リーダー部、バトン部、吹奏部)に感想を伺った。
インタビューに答える応援団新入部員=5月20日、丹下舜平撮影
――初めてのステージを終えた感想を聞かせてください。
リーダー部 練習しているときは、時間が長く感じていましたが、本番はあっという間でした。練習の成果を発揮し、全力で応援できたと思っています。
――練習で大変だったことはありましたか。
バトン部 ダンスの振付をすべて教えていただいたので、覚えることが大変でした。それでも先輩が優しく教えてくださったので、諦めずに頑張ることができました。
吹奏部 楽器未経験者が2人いて、最初は楽器の音がほとんど出ず、ステージに立てるのか不安でした。練習する中で音域が広がっていき、成長を実感できました。
――これからの決意を聞かせてください。
リーダー部 一回一回の応援に全力で取り組み、皆の個性を活かした応援団を作り上げていきます。
バトン部 可愛く、元気な、全力の笑顔で応援していきます!
吹奏部 先輩方のようにかっこいい応援団員になれるように、頑張ります。まずは体力をつけていきたいです。
文責
犬田美穂、丹下舜平、中村伸二、中村有里、濵田翼(いずれもHijicho)
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