安倍政権の長期化の理由や政策形成をテーマにした講演会(法学研究科・法学部主催)が11月15日、学術情報総合センターで開かれた。
講師は、東京大学先端科学技術センターの牧原出教授。牧原教授は安倍政権について「有識者と余裕を持って語らう余裕が全くない」と指摘。「 “脱知性主義” というべきかもしれない」と批判した。
また、世論調査の結果に留意し大きな政治的決断を回避することで支持率を保っていると分析。「安倍さんや菅さん(官房長官)などがこれから21世紀の日本に向けて遠大な構想をつくるとは思えない」と述べた。
質疑応答ではトランプ次期米大統領についての質問が上がり、「(トランプ氏が)共和党の幹部と融和的にやっていくとすると、ドラスティックな変化がすぐには起こらないだろう」と答えた。
講演する牧原出教授=学術情報総合センターで11月15日、新宅慶騎撮影
文責
松岡進之介(Hijicho)
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