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ようこそ市大へ 理学部が高校生向け授業


大阪市立大学理学部は4月29日、数学や理科の好きな高校生のための「市大授業」を開催した。高校生や学校関係者ら約300人が計5種類の「授業」に出席し、高校とはひと味違った大学教育を楽しんだ。


写真左=高校生らで賑わう8号館、写真右=参加した高校生ら

大学の授業を体験して

化学科・八ツ橋知幸准教授の講義に参加した信愛高等学校の女子生徒は、「授業が長そうというイメージがあったが、受けてみるととても面白かった」と語ってくれた。

地球学科・江崎洋一教授の講義に参加した男子学生は「仮説とか、色々と説明してくれて面白かった。大学では好きな分野について集中して取り組めるから、面白そう」と意気込む。「僕は市大理学部地球学科が第一志望」という彼は、2年後の大学生活に期待をふくらませているようだ。

教員の目が行き届きやすい環境

物理学科・有馬正樹准教授は「市大には良い先生が大勢いますし、生徒数に対して先生の数が多いのも魅力です。質問にもゆっくり時間をとってもらえますからね。それが、大きな大学にはない魅力だと思います」と述べている。大阪市立大学理学部物理学科では、4年生になると教授1人に対して2人までの学生が師事することになる。このようなきめ細やかな態勢は、本学の大きな特徴だ。

化学科・吉野治一准教授は「各研究室では、それぞれオリジナルの研究テーマを扱っています。講義の内容自体は、そこまで他大学と差別化を図ることはできませんから、やはり高校生の皆さんには、4年生になったら何を研究できるか、ということをよく考えて大学選びをして欲しい」と述べている。

東日本大震災での津波被害の実地調査のため、3月下旬より地球学科・原口強准教授が被災地入りしている。本学科では地球の構造や、歴史的な地殻構造の変化などを研究している。特に地震や津波など地球に関わる分野を全般的に扱っている。

霧が晴れていく楽しさ

数学科・杉山由恵教授は「学んでいくうちに、色々な知識が結びついていって、自分の周りの霧が晴れたような気持ちになれますよ」とアドバイス。 学校教員を志す学生には「大学数学を楽しめる人が、高校などでも数学を教えて欲しいですね。数学の楽しさを子供たちに伝えて欲しい。そういった数学教師を輩出していって、社会が良くなっていくというのが私の夢の一つ」というメッセージをもらった。

(パブリッシュチーム)


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