今年も銀杏祭の季節がやってきた。その企画と運営を行っているのが大学祭実行委員会だ。今回、委員長の清水亮佑さん (工・3、Music Research Club) に銀杏祭および実行委員会についてお話を伺った。
銀杏祭について
— 「アメノチハレ」というテーマは、どういう意図で設定したのですか。
銀杏祭を「晴れ舞台」にしてほしいという思いで設定しました。クラブやサークルに所属している皆さんにとって、銀杏祭は日頃の活動の成果を学外の方に向けて発表する場です。皆さんには、そのような成果を充分に発揮してほしいと思います。
— 見どころを教えてください。
一番大きな企画として毎年行っているGRF (Ginnan Rock Festival) ですね。GRFでは、さまざまなお客様に楽しんでいただけるように、必ず3つ以上のバンドに来ていただくことにしています。また、これはGRFに限ったことではないのですが、メジャーというよりは特定の分野で活躍しているようなユニークな方々をお呼びしていますので、その辺りにも注目してほしいですね。
さらに、今年は数年ぶりにプロレスラーの方をお呼びしてプロレス企画を行います。一度見せていただいたのですが、すごい迫力でした。ちなみに、リングはかなり大きいのですが、屈強な男たちが運んできてくれるそうです (笑) 。
他にも、昨年好評だった声優さんの講演会 (編注: 今年は男性の石井マークさん) など、各会場・ステージでバラエティーに富んだ企画を行います。絶対に面白いものをそろえていますので、ぜひ足を運んでください。
銀杏祭について語る清水さん = Hijichoオフィスにて、大塚成美撮影
実行委員会について
— 実行委員会のお仕事について教えてください。
企画と情宣の2つの役職に分かれて活動しています。情宣というのは情報宣伝の略で、看板の作成や会場への入口に設置されるアーチの製作などを行います。あと他に、専門職というのもあります。専門職は、事務・施行・パンフレット・協賛・ホームページの5種類です。
今年の委員は31人なのですが、大学祭の規模の割に人数は少ないですね。大学の規模にもよると思いますが、二、三百人で活動しているところもあるので。委員を適材適所に配置するのはなかなか大変です。
— なぜ実行委員会に入ろうと思ったのですか。また、委員長になった経緯を教えてください。
1回生のときのふたば祭で、実行委員の方々が楽しそうにしていたのを見て「こういう学生生活は楽しそうだなあ」と思ったのが始まりですね。中学校・高校では学校の行事にあまり積極的ではなかったのですが、大学ではそれでは面白くないと思って学業以外にも力を入れようと思いました。その一つとして、実行委員会に入ることにしたという感じですね。
委員長には立候補してなりました。私が委員長に立候補したところ、他のメンバーも「大学祭を一番楽しんでいるお前なら任せられる」と後押ししてくれました。先輩・後輩などの分け隔てなく、みんなと仲が良かったというのも大きいですかね。
— 委員長として、どういった部分に力を注ぎましたか。
割と例年通りといった感じで、特に頑張ったことというのはありません。みんなで楽しく活動できたらいいなと思っていたので、仕事が大変なときにご飯に誘ったりしました。そういうのが委員長としての仕事なのかなあと思います。今のところ、委員会を辞めた人もおらず、うまくいっているのではないでしょうか。
— 今年の活動の中で印象に残っていることはありますか。
例年、大学祭直前の2週間弱くらいの期間はクラブハウスに泊まり込んで、朝から晩までひたすら作業します。空きコマも荷物の運搬や看板の設置などに時間を割きつつ、夜10時まで学内で活動した後はクラブハウスに戻って作業の続きをしたり、詰まってきた企画について議論したり、といった感じです。それが楽しくもあり、恐ろしくもありますね。
— 委員長にとって、実行委員会とはどのような場所ですか。
もう切っても切れない、という感じでしょうか。BOXみたいな部屋があるので、暇なときにもとりあえず足を運んでみたりします。ホームというか、私の居場所になりました。
来場者へ
— 来場者の方々へメッセージをお願いします。
銀杏祭の企画はすべて無料なので、ふらっと遊びに来てほしいですね。色々な企画やおいしいものを売っている模擬店などがありますし、歩いているだけでも楽しめると思います。また、銀杏祭は市大生の発表の場です。僕らは学内の良さを発揮できるようにしますので、サークルの友達など、学生の頑張っている姿をぜひ見に来てほしいです。
ちなみに大学祭は、市大生の皆さんに1回生の健康診断のときに4年分一括で支払っていただいた新入生協賛金によって運営されています。協賛金を支払っていただければ、ふたば祭の3日間と銀杏祭の4日間、合計1週間が確実に楽しくなることが保証されます。協賛金のおかげで4年間みんなが楽しめることを、入学式前の履修相談会のときにでも新入生に伝えてほしいですね。
— ありがとうございました。
From editor
今年も銀杏祭は魅力が満載だ。足を運ぶだけで充実感を得られるだろう。われわれが楽しめるのは、実行委員会やイベントを行う学生、そして新入生協賛金のおかげだ。それを知った上で楽しめば、銀杏祭の新たな一面を垣間見ることができるのではないだろうか。
大学祭実行委員会
ウェブ: http://ginnansai.jp/
Twitter: http://twitter.com/ginnan_staff
文責
新宅慶騎 (Hijicho)
この記事へのコメントはありません。