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憩いの場へ 「サポニワ」オープン!


学生サポートセンターの中庭「サポニワ」が11月より開放されるのに先立ち、オープニングイベントが10月31日(金)に行われた。

除幕式の様子
写真=除幕式の様子

サポニワは、学生の手で制作が進められてきた。
昨年の10月にデザインのコンペティションが開かれ、公募により集まった12作品の中から3作品が賞に選ばれた。受賞作品の各々の大事にしたいところを組み合わせ、現在のデザインに辿り着いたという。
この空間の大きな特徴は、一見無造作に置かれたブロックと、宙に浮かぶテントである。これらの設計にも多くの試行錯誤があった。ブロックは、設計から実際の制作に移る時点で、コストの削減方法を詰める必要があったそうだ。なおこれらのブロックは、テーブルとして使うもよし、ベンチとして使うもよし、使い方は利用者の自由な発想に任されている。白いテントは、制作者の「影を落としたい」という思いと、フワフワとした見た目による軽量感の演出を狙いとしている。ロープの細さや布のたわみ具合などに苦労したものの、外国から発注した大きなブルーシートを使い実寸大の模型を作り、確認を行うことで、開放的な空間を実現したのだそうだ。
「サポニワ」という名称や親しみやすいロゴも、学生によって考案された。「名前の言いやすさは使いやすさにつながると期待している」と、名称に込めた思いを制作者の一人である安田さん (工OB) は話してくれた。

またイベントでは、使い方の実演として大阪市立大学交響楽団による生演奏が行われた。弦楽器が奏でる優雅な音楽が中庭に響いた。

交響楽団による演奏
写真=オーケストラによる演奏

サポニワは、平日は自由開放され、昼食を食べる場や休憩時間にくつろぐ場として使うことができる。また申請すれば占有使用ができ、イベントスペース、研究発表、サークルの練習や成果発表の場として利用できる。制作者の一人、塩原さん (工・修2) は、「何かやりたいけれど場所がないときに、『サポニワがある!』と思い出してもらい、この場所が活性化されれば」と話した。

サポニワ制作チーム
写真=「サポニワ」制作チーム (左から、渡辺匠さん、久保晶子さん、大坪良樹さん、芥隆之介さん、塩原裕樹さん、安田康佑さん)

11月3日開催のホームカミングデーイベント「キャンパスツアー」の中でも、サポニワの案内が行われた。市大生の手で作られたこの場所が、市大の新スポットとして愛され、活用されるようになることを願う。

文責・写真

長澤彩香 (Hijicho)


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