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キャンドルナイト 垣根を越えてつながりを


2013年1月23日(水)・24日(木)、南部ストリートでキャンドルナイトが行われた。多くの学生や教職員が足を止めていた他、近隣住民の方々の姿も見えた。

先日のキャンドルナイトを見に行かれただろうか。普段から南部ストリートを利用している人は、いつもと異なる様子に舌を巻いたことと思う。

このキャンドルナイトは大阪市立大学文学部の「表現・表象文化論演習Ⅱ」という講義の受講生5名が企画したものであり、授業の一環として昨年から芸術を活かしたイベントを行なっている。

今回使用されたキャンドルの数は2日間で約2,000本に上る。

レンガ造りのオシャレな道に、工夫を凝らしたキャンドル達が赤く揺れる。普段の電灯は消灯され、道を照らすのは生活科学部棟の窓から漏れる光とキャンドルの灯りのみ。その美しさとロマンチックな雰囲気は大好評であったと思う。

親子もいれば、カップルもいた。市大アイドルユニットのにゃんちゅうもいれば、魔女もいた。老若男女のあらゆる人がその時だけはキャンドルナイトに足を止め、心を休めていた。

きれい。おしゃれ。またやってほしい。クリスマスにしてほしい。市大すごい。

回収されたアンケートにはそのようなことが書かれてあった。

SONY DSC

写真=キャンドルナイトの様子

今回の主催者の一人である藤原由子さん (文2) と、この講義の担当教授である小田中章浩教授にお話を伺った。

—キャンドルナイトを企画してみてどうでしたか?
地域の人がチラシを見て来てくれたのが嬉しかったです。それに色々なアドバイスをもらいました。もっと早く地域の人達に連絡しておけば、広報もするし、びんも集めると言ってくれました。そんな発想が出て来なかったのが心残りです。企画を作り上げていく中で、やはり金銭面が一番苦労しました。最初はキャンドルを300本しか用意するつもりがなかったのですが、その数が段々と増えていき、最後には急いでキャンドルを買いに行ってもらったりもしました(笑)

今回、風が強い事を考慮できておらず、キャンドルの火が立ち消えたりして苦労しました。もっとハプニングを考慮すべきでした。(藤原さん)

—教授から見て、この企画はどのようなものでしたか?
この講義は去年から試験的に始めたものです。今まで文学部は座学の講義ばかりで、外に出て演習を行う講義が少なかったんです。なので、こういう課題解決型の講義があってもいいんじゃないかということで始めました。まさか2年目でここまで大きなものになるとは全く思っていませんでしたが(笑)

実はこの企画には最初反対していました。火を使うということで大学側から許可が下りるわけがないと思っていたのです。しかし予想に反して許可が下り、ここまで出来てしまいました。すごいです。最近の大学は生徒の自主性を活かそうとしてくれているように思います。

来年度の話ですが、キャンドルナイトはこの講義ではなく、他の企画で恒例化してもらえれば嬉しいです。屋台とか出せれば楽しそうですね。この講義ではまた別の異なったイベントを企画することになるでしょう。(小田中教授)

写真=集合写真

写真=集合写真

From Editor

今回のキャンドルナイトは非常に有意義なものであった。学生や教職員、果ては近隣住民の方々をも巻き込むイベントであり、その誰もが市大及び文学部へのイメージを一新したのではなかろうか。

良く言えば「落ち着いている」、悪く言えば「ぱっとしない」。そんな市大生のイメージを良い方向に変えたイベントであった。かつてあった「市大生」というイメージを、あくまで市大生らしく乗り越えたように思う。落ち着いていながらも、お洒落で知的で活動的。そんな印象を受けた。文学部の1つの快挙と言っても過言ではないだろう。

また、このイベントの特徴として、普段交わることのない2つの学部が共同で企画を進めたという点がある。生活科学部居住環境学科のデザインが、「かわいい」「きれい」などの声や様々な大反響の一旦を担ったのは間違いないだろう。こうした学部を超えたつながりもまた非常に重要だと思う。

ノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎先生と、新しく開通した南部ストリートを取り上げ、誰もが訪れることのできる場所でキャンドルナイトを行う。南部先生の紹介と南部ストリートの由来を伝えるという目的がどこまで達成されたかは分からないが、それ以上に素晴らしいものがそこにあったように思える。

お年寄りや主婦の方々が訪れ、子供達は居合わせた魔女に懐き、はしゃぎ、写真を撮っていた。学生と地域の、ごく自然な交流。そのような場が実現されていた。

それはHijichoが目指す地域活性化の一つの理想でもあった。

市大生として、またHijichoの一員として、このような企画がもっともっと増えてくれることを心より願う。

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文責・写真

新舎 洸司


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