「民間企業に勤める卒業生と現役学生との交流会」が11月25日、高原記念館で開催された。東京海上日動火災保険、NTTデータ、パナソニックや大和証券など大手企業に勤務する6人の卒業生を招き、パネルディスカッションという形で進められた。33人の学生が参加し、熱心に卒業生の話を聞いていた。
パネルディスカッションでは、主に就職活動や内定期間、仕事環境などについての質問が投げかけられた。
三井住友銀行に勤める木天さんは仕事について、「研修期間中は、市大出身ということをコンプレックスに感じたり、漠然と仕事に対して不安を抱えたりしました。まわりの仕事の速さに圧倒され、自分もこの人たちのように仕事ができるのか心配でした。しかし実際に働き始めると、大学は関係なく、自分がどれだけ頑張るかであり、仕事に慣れていくことができました。さらに、自分の関わった企画が新聞記事に掲載されたり、日本初として取り上げられたりすると、達成感を感じることができました。就職活動では、就職活動でしか聞くことができない話がたくさんあります。ぜひ、就職活動を楽しんでください」と語った。
NTT東日本に勤める上栗さんは面接について、「面接では、やはりその業界についての知識は必須です。相手が何を求めているのかを考えて、誠実に真面目に、冷静に答えることが大切です。また、自分の人間性についてよく問われるので、考えておく必要があります。就職活動は最後に自分が納得できるかどうかです。頑張ってください」と話した。
他にも面接での失敗談や、女性の活躍の場についてなど、実際に働く人にしかわからない話を聞くことができた。
参加した学生にとってこの交流会は有意義なものとなったのではないだろうか。
話を聞く参加者たち=高原記念館で11月25日、加藤菜々子撮影
文責
加藤菜々子(Hijicho)
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