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芥川龍之介賞作家・庄野潤三

庄野潤三 (しょうの・じゅんぞう) は、大正10年2月9日に大阪府東成郡 (現在の大阪市の一部) 住吉村で生まれました。大阪府立住吉中学校 (現在の大阪府立住吉高等学校)、大阪外国語学校 (現在の大阪大学外国語学部) 英語科を卒業後、九州帝国大学 (現在の九州大学) 法文学部を繰り上げ卒業しました。 続きを読む

大阪を代表する作家 藤澤桓夫

藤澤桓夫 (ふじさわ・たけお、1904-1989) は、大阪を描き続けた大衆作家であり、大大阪と呼ばれた時代に文化で支えた人物。終生住吉に住み続け、代表作『新雪』は映画化され、『天使の羽根』はNHKでドラマ化されるなど、数多くの小説を残しました。 続きを読む

赤穂浪士の墓のある「一運寺」

一運寺は、1350年以上も前に聖徳太子によって開かれた寺です。最澄や空海も説法を行ったと言われている由緒正しい寺です。境内には、赤穂浪士である大石義雄 (大石内蔵助=おおいしくらのすけ)・主税父子、寺坂吉右衛門の墓があることで有名です。これは、赤穂浪士を資金面で援助した大阪商人・天野屋利兵衛の子孫が建てたものです。 続きを読む

細江川 (現・細井川)

細江川は、かつて依羅池および旧寺岡村 (現在の住吉区長居) を水源とする、全長約4.2kmの川。現在は約2.5kmまで縮んでいます。古代は細江川の河口に住吉津が開かれ、港として重要な役割を果たしていました。 続きを読む

57年ぶりの鯨まつり住吉へ

57年ぶりに復活した大阪・堺の伝統行事「鯨まつり」が2011年7月24日に開かれ、巨大なクジラ山車 (だし) が大阪市住吉区の住吉大社に奉納されました。山車が担がれて境内の反橋を渡ると、大勢の参拝客が歓声と拍手を送りました。 続きを読む

住吉区民のシンボル 楷の木は学問の木

平成22年2月13日、住吉区役所・区民ホール・図書館・沢之町公園の完成記念に植樹されたという「楷の木 (かいのき)」は、中国学問の祖孔子に由来する木です。今から2500年前、孔子は多くの子弟に見守られながら世を去り、山東省曲阜 (きょくふ) の泗水 (しすい) のほとりに埋葬されました。門人たちは、墓所のまわりに中国全土から集めた美しい木々を植え、今も70万坪 (200ha) におよぶ孔林が残っています。 続きを読む

三ツ矢サイダー物語

アサヒ飲料の「三ツ矢サイダー」のルーツは、兵庫県川西市の多田沼です。この鉱泉の水は、薬用として大変効能があるといわれ、明治17年にはビンに詰められ「三ツ矢平野水」として売り出されて全国的に評判を高めました。その後、明治40年に炭酸飲料水として名前も変えて発売された「三ツ矢サイダー」は、現在も全国各地で製造されています。 続きを読む

我孫子=あびこの由来

「あびこ」という地名は、地下鉄御堂筋線あびこ駅、JR阪和線我孫子町駅、南海高野線我孫子前駅などの駅名になってもなっています。また、大阪府道28号大阪高石線の一部 (阿倍野区・東住吉区・住吉区) には「あびこ筋」という名前が付けられています。この町名 (地名) の由来は、依羅吾彦 (よさみあびこ) が居住していたからといわれています。 続きを読む

大和川物語

大和川は、水源を奈良県笠置山地に発し、大和盆地の水を集めながら生駒山地を横切って、大阪府柏原市で石川と合流します。現在の流路 (新大和川) は、ここからさらに西に流れ、上町台地の南部を横断して、大阪市と堺市の境界を形成しながら、大阪湾に達しています。

しかし、昔の流路 (旧大和川) は違っていました。 続きを読む

「東の田園調布 西の帝塚山」と称された郊外都市・帝塚山

明治初期までは耕作に適しない荒地だった帝塚山。明治半ばに阪堺鉄道などの交通機関が開通すると、住吉村の住人の手により開発が始まり、大正5年に帝塚山学院が設立されると、地区一帯は高級住宅地・文教地区として発展しました。 続きを読む