我孫子=あびこの由来
12月7日|カテゴリ:歴史
「あびこ」という地名は、地下鉄御堂筋線あびこ駅、JR阪和線我孫子町駅、南海高野線我孫子前駅などの駅名になってもなっています。また、大阪府道28号大阪高石線の一部 (阿倍野区・東住吉区・住吉区) には「あびこ筋」という名前が付けられています。この町名 (地名) の由来は、依羅吾彦 (よさみあびこ) が居住していたからといわれています。
依羅氏は百済 (くだら) 系渡来人の氏族で、住吉区庭井あたりに移住しその地を大依羅 (おおよさみ) 郷としました。庭井には大依羅神社があり、依羅吾彦はこの神社の祭人の子孫にあたります。「吾=ア」は「我=朝鮮語のア」から出たもので、「孫子=孫の子」は「隔子=彦」となり、その結果「吾彦=我孫子」となっていったといいます。
また、「あびこ」とは「網曳子=網を曳く人=漁師」からできたという説もあります。これは、太古の昔、住吉の付近は海に面していて漁を営んでいたからです。「依羅我孫子 (よさみあびこ)」とは「よさみ=寄網」「あびこ=網曳」という説もあります。
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