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議員にききたい!素朴な疑問!


   

    皆さんは、普段地元の市区町村や大阪府の議員の方とお話しすることはあるだろうか。我々にとって身近な存在ではない議員。だが、我々の生活に大きくかかわっていることも事実である。議員自身がどういった人物で、どんな考えを持っているのか、大学生が持つ素朴な疑問をぶつけることで、その答えがわかるかもしれない。

 

 今回、お聞きした議員さんの詳細は前回の記事で詳しく紹介されているので、そちらもご覧ください!

中卒議員!?現役高校生議員!?今、大注目の大阪府議会議員にインタビュー!

 

ーーコロナウイルスってほんとにそこまで騒ぐほどのウイルスなの?

 

 初めてのウイルスで、感染した人の中には重症化してしまうということで昨年の春緊急事態宣言が発令されました。指定感染症のため、基本的に入院しなければいけません。つまり感染者数が増えるほど、病床数が圧迫されます。

 大阪府の現状をお伝えすると、今すぐ実施しなければいけない手術などは後回しになってしまいます。医療資源というものは、限られています。特に重症患者用病床は限られています。そんな中で、どんどんコロナ患者が入院すれば医療体制は逼迫しますし、最悪の場合、医療が必要な方に医療を提供できない医療崩壊が起きてしまいます。医療を守る、医療崩壊を防ぐという意味で、僕はコロナ対策は重要だと思います。若い人は重症化しづらいと言われていますが、医療崩壊となれば交通事故で救急車を呼んでも全然来ないことになるなど、感染が拡大すればデメリットしかありません。なので、マスクをつける、手洗いをする、外出を自粛するなどの基本的な感染対策はてほしいと思います。

 

ーーワクチンを打つと様々な副反応(不妊になる、死亡するケースも?)は、ほんと?

 

 厚生労働省が言うには、様々な副反応があることは報告されています。しかし、それらがワクチンの直接的な副反応なのか、因果関係があるのかについては、もう少し時間が経たないとわからないと思います。ワクチンというものは、ゼロリスクではありません。インフルエンザワクチンもそうですし、いろんなワクチンにも副反応はあるので、コロナワクチンにも副反応はあると思います。ただ、不妊になるとか、何年以内に死んでしまうとかは、ないと思います。

 

ーーいったいいつになったら元の生活に戻れるの?

 

 元の生活に戻るということを考えないでほしいです。コロナがきっかけで、世の中はがらっと変わります。変えていかないといけません。元の生活ではなく、新たな生活に変わるということを意識してください。

 

ーー正直、コロナが収まってもオンライン授業も残して欲しい!

 

 そうそう!大正解!新たな生活に変わる中で、めっちゃ大事です。最近、オンライン会議が増えて、答えにくい質問が来るとミュートにして、わざと自分の声を消したりしてかわすという技も使うようになりました(笑)。

 

ーーアルバイトの給料が低すぎる!どうにかして!

 

 最低賃金(2021年度の大阪府の最低賃金は964円)が決まっていますよね。僕が学生のときは800円台でした。100円の差は、かなりデカいですよね。そんな感じで毎年最低賃金は上がっています。他の政党の中には1500円にしよう、と主張していますが、そんなことをしたら事業者さんは払えなくなって潰れてしまいます。働き方、稼ぎ方もいろいろあると思います。それらを組み合わせて、工夫していってほしいと思います。

 

ーー夏場は外が暑すぎるので、屋内スポーツ遊技場が欲しい!

 

 公園の屋内版みたいなものでしょうか。そこには当然クーラーがついていて、税金で維持管理していくわけですよね。今でも、お金がかかる形にはなりますが、屋内のスポーツ施設はあります。もちろん、涼しい環境でスポーツができたら最高ですが、税金でそれらを賄うことは非常に難しいと思います。

 しかし、これからの異常気象なども考慮して、検討していくことは重要だと思います。例えば、ミストを設置したり、いろいろできることはあります。

 

ーー正直、オリンピックはしなくてもよかったんじゃない?やるならやるで、緊急事態宣言なんか出さないで欲しい!

 

 本音で言うと、僕はオリンピックは開催してよかったと思います。たくさん金メダル取れましたし、選手たちの感動のプレーを見ることができました。

 ただ、正直な話、成功の形はもっと別にあったと思います。世界中がコロナで悩んでいる。だからこそ、オリンピックでは静まり返った臨場感のある場面があったらよかったと思います。コロナだからこそ開催できたオリンピック、というような形です。最初から観客数は0にすると言い切っていたら、こんな声も挙がらなかったと思います。僕は、こういった声が挙がるのは当然だと思います。普通です。ですから、政府もIOCもやるならやるで、はっきりと静まり返った釘付けになるようなオリンピックの映像を作って、コロナ禍だからこそのオリンピックだというものを上手にアピールしてほしかったです。

 緊急事態宣言なんか出さないで欲しい、という声は本当にその通りで、政府は矛盾してますよね。世界中から人を集めて、国内では緊急事態宣言を出して外出を自粛させる。矛盾はしてますが、政府はもっと上手に発信して、国民の皆様の理解を得るよう努力すれば、こんなにも声は上がらなかったと思います。

 

ーー成人年齢が18なら、酒・タバコも18からにしてほしい!

 

 気持ちはわかります(笑)

 たしかに、僕もなぜこのようなことになっているのかよくわかりません。成人年齢が18になるなら、酒・タバコも18からにしてほしいという意見は普通だと思います。おそらく、酒・タバコは害のあるものなので、現状で20歳からOKの物をあえて18歳からOKにすることは、身体の発達や、様々な研究結果の観点から、良くないという判断がなされたのでしょう。日本人って、石橋を叩いて渡るような人が多いじゃないですか。だから、そういった面でも、研究結果を踏まえて、20歳から酒・タバコということになっていると思います。

 

ーー大阪維新の会のメンバーってキャラが濃い気がするけど、キャラの濃さも公認を与える基準?

 

 面白いですね。大阪維新の会に限らず、どこの政党の議員さんたちも、キャラは濃いですよ。やはり、議員という人間は、我が強いというか、自分が街を変える、良くしていく、という気持ちを持って活動していて、そういったことをするにはパワーが必要になりますから、自然とキャラは濃くなります。維新に限っては、党としての目標は「改革」です。自分もおかしいなと思うのですが、「身を切る改革」として府議会では議員定数を削減しました。また、給料も3割カットです。自分たちの席を減らして、給料を減らして、大喜びする。これも、公約ですから……(笑)。

 

ーー橋下徹さんが総理大臣になったらいいのに!

 

 橋下さんは、おそらく政治に復活することは無いと思います。外野の僕たちが言えることはありませんが。

 しかし、大阪の歴史を変えたのは間違いなく橋下徹だと思います。ほんの10年ほど前まで、大阪は財政破綻寸前でした。そこで、橋下さんがあらゆる財政の無駄をカットし、給料も削減し、定数も削減し、大改革を行った。そのおかげで、今の大阪市は非常に豊かになりました。

 橋下さんは、ワンポイントリリーフのような政治家だと自分でおっしゃってましたよね。ですが、そこから政治の調整に長けた松井さんであったり、今風の若い吉村さんが引き継いだりして、最終仕上げをしていくような感じですね。

 日本は議院内閣制ですから、橋下さんが急に総理大臣になったりすることはありませんが、僕もなってほしいと思います。

 

ーー大阪万博って一般人も入れるの?そもそもどんなものなんだろう?

 

 カジノだけ、少し規制があります。ただ、その他の場所は自由に入れます。

 ぜひ、皆さんも遊びに来てください!

 1970年の大阪万博以来、こんなにも大規模な万博は大阪に来てないと思います。とんでもない広さのショッピングモールのような複合施設が3つぐらいできます。めちゃくちゃ楽しいし、行くことによって得るものがたくさんあると思います。また、周辺の交通網も整備されます。僕が一番推しているのは、海上交通です。船で移動出来たら、いいですよね。

 もしかしたら、空飛ぶ車とかもあるかもしれません。自動運転は当たり前の世界です。ドラえもんの世界が万博で見ることができると思ってください。そんな想像を膨らませていってほしいです。

 経済効果もすごいです。たった半年間で、およそ2兆円が入ってきます。レガシーを残していかなければいけませんが、そこはIRが担ってくれます。IRとは、統合型のリゾート施設のことで、毎年安定的に経済効果を生み出してくれます。そのお金で、もっと教育などを充実していきたいと思います。

 とにかく、皆さんには大阪万博へ絶対に行ってほしいです。めちゃくちゃ楽しくて、最高の体験ができます。

 

ーー中川セイタ議員、お忙しい中、たくさんの質問に答えていただきありがとうございました。

中川セイタ:1991年5月9日生。大阪府議会議員。防災士、応急手当普及員の資格を持つ。防災・教育の分野に特に熱心に取り組んでおり、自身も水防団として街を水害から守っている。

 

 

文責

片山翔太(Hijicho)


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