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あなたの血で命を救え! 献血体験レポ


 あなたは献血にどのような印象を持っているだろうか。太い針を刺す献血は怖いと感じる人もいるだろう。実は献血は定期的に本学で受けることができる。授業の空きコマに献血を受けた筆者が、献血とはどのようなものだったかを記す。

 献血は年4回、全学共通教育棟の南側に来る献血バスにて行われる。献血で提供できる血液量は200mlと400mlの2種類であるがどちらの血液量にも体重制限があり、一定の体重以下であれば献血を行うことができない。基本的には200mlの血液は低体重の幼児や乳児、400mlの血液はそれ以外の人たちの為に使用される。筆者は400mlを選択した。

 献血の大まかな流れとしては、まずタブレットによる問診があり、その後に血圧検査、血液検査、そして採血が行われる。タブレットによる問診では「4週間以内に海外から帰国したか」や、「1年以内に予防接種を受けたか」などを答える。次に血圧検査、血液検査が行われる。血液検査では血中のヘモグロビン濃度を調べてもらうのだが、それと同時に自身の血液型をその場で知ることができる。筆者は把握できていなかった血液型をこの献血を通して知ることができた。これも献血のメリットの一つだろう。また、ここで採取された血液はその後検査され、自分の血液ついてのより詳しい情報を後日郵送してもらうことができる。

血液検査を受ける筆者=4月26日、谷口結梨果撮影

 ここまでの過程を踏めば次は採血だ。献血バスの中に入り、シートに横になる。その後腕を消毒し、注射となる。注射針は刺されてもあまり痛くはなく、想像していたような強い痛みではなかった。そのまま横になっていると自動的に採血が行われ、10分程で終了した。献血後は他のバス内で15分休憩し献血の全工程が終了となる。休憩の際、飲料水やお礼の品の食べ物、献血のグッズを貰うことができた。この後、1日を過ごしたが献血による体調不良などは全く感じられなかった。

献血を受ける筆者

 献血を受けることは思った以上に簡単であり、それでいて自分の血液の健康状態を知ることや様々な品を貰うことができる。何よりも献血を通して誰かの命を救うということに関わることができる。集められた血液は主にがん患者の治療に使われ、献血を受けることでそのような人たちの助けになることができるのだ。

 しかし、日本では若年層の献血者は比較的少ない。実は本学の学生は体育会やボランティア系のサークルの協力もあり、他の大学と比較すると献血を受ける人が多いそうだ。筆者が参加した4月の献血では160以上もの参加者があった。そうであっても献血を行っている赤十字血液センターにおいて10代、20代の血液が足りないというのが現状だ。

 献血に興味がある方は次回の10月に行われる献血を受けてみてはどうだろうか。

頂いた品々 今回はワッフルだった

文責

土屋拓海(Hijicho)


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