医学部を除く全学部のオープンキャンパスが8月6、7日の両日、杉本キャンパスで開催された。台風5号の接近も予想される中、両日ともに好天に恵まれ、多くの来場者が各学部の学部説明会や体験授業に足を運んだ。また応援団によるエールや、大学生主催の相談会などが行われた。
各学部のオープンキャンパスでの取り組みを取材した。
オープンキャンパスの様子=8月7日、中村伸二撮影
看板=8月7日、中村伸二撮影
商学部
商学部では、商学部生がオープンキャンパスのプログラムを企画している。今年も多くの高校生が参加し、会場となった学術情報総合センター10階大会議室が満席となった。
初めに、商学部で学ぶ「商学・経営学・会計学」について説明が行われた。商学部での学習内容と日常生活との関わりについて、テーマパークやお菓子を具体例に挙げ、分かりやすく説明していた。
また高校生同士のグループワークや本学学生との交流会も行われ、終始和やかな雰囲気だった。
商学部オープンキャンパスの様子=学術情報総合センターで8月7日、廣瀬瞭汰撮影
経済学部
教員による学部説明では、人材育成目標やカリキュラム構成が、教授から説明された。また、少人数制授業や専門科目の充実、他大学との交流、国際シンポジウムへの参加など、本学部の強みも紹介された。来場者は熱心に聞いている様子だった。さらに学生企画プログラムでは、本学学生から参加者に本学の魅力が伝えられた。他大学との比較でプレゼンを行ったり、本学学生が制作したビデオを流したりしていた。
文学部
文学部では、学部説明会のほかにキャンパスツアーや高校生とのトークイベント、ワークショップ、展示が行われた。また13コースそれぞれのブースでは、教授からコース説明を直接聞くことができるなど、来場者に文学部について深く知ってもらうためのプログラムが開催された。学部説明会に登壇した本学学生は自身の体験をスライドで紹介し、来場者に向けて「何に興味があるかをしっかり考えて進路選択してほしい」と語った。
文学部説明会の様子=田中記念館で8月7日、中村伸二撮影
法学部
法学部では個別相談会とミニ講義が行われた。法律と犯罪をテーマに行われたミニ講義はクイズ形式となっており、来場者がクイズを解きながら法律について楽しく学べるよう工夫されていた。
講義に参加した高校2年生の女子生徒は、「クイズになっていて分かりやすかった。まだ何を研究したいかははっきり決まっていないけれど、法律に改めて興味を持った」と話した。
工学部
工学部では、学部紹介に加えて研究紹介や演習作品の展示を行われた。研究紹介では難しい研究内容を高校生でも分かってもらえるように体験してもらっていた。本学学生による説明を高校生は興味津々で聞いていた。
工学部の研究紹介の様子=工学部棟で8月7日、廣瀬瞭汰撮影
理学部
理学部では、学部説明会や学科・理科選択コース説明会、個別相談・在学生との交流会、体験入学が行われた。
理学部の学部説明会は、810教室で開催されたが、一つの教室に収まりきらないほど多くの人が訪れたため、ビデオ中継を通して811教室でも開催された。来場者は、配布された資料を片手に真剣な表情で話を聞いていた。説明会の途中で、教授が来場者に直接「理学とは何か」を問いかける場面もあり、質問された高校生はしっかりと自分の考えを述べていた。
地球学科を卒業し、2015年に就職した卒業生の園田ひとみさんは「本でも先生でも、使えるものは使っていってほしい。これが好きだというものがある子は本当に強いので、好きなものを大事にしてもらいたい」と語った。
理学部の学部説明会の様子=全学共通教育棟で8月6日、中村有里撮影
生活科学部
生活科学部では食品栄養科学科、居住環境学科、人間福祉学科それぞれの学部説明会や個別相談会、ミニ講義が行われた。居住環境学科の学部説明会では受験制度や年間スケジュール、授業内容についてなどのガイダンスが行われ、来場者は真剣に聞き入っていた。
学部生が学科の魅力を語る場面もあった。居住環境学科修士2年の院生は「この講義を機に自分の進路についてしっかりと考えてもらいたい」と来場者に語った。
文責
加藤菜々子、大平有里子、中村伸二、中村有里、山原怜太朗、行田美希(いずれもHijicho)
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