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市大の伝統守る 第122回ボート祭


第122回ボート祭が5月18日(土)、19日(日)に桜ノ宮・大川で開催された。今回は、その様子を写真でお伝えするとともに、ボート祭に携わる美術部青桃会や応援団、ボート祭実行委員長・本部長、ボート部、出場チームの方々へのインタビューを掲載する。

ボート祭とは?

ボート祭とは、大阪環状線・桜ノ宮駅近くの大川で行われるボートのレースだ。長い歴史を誇り、今回122回目を迎えた。レースは、5人で1つのボートを出艇し、体育系サークル・文化系サークル・学部・女子チーム・市民の5部門に分かれて競い合う。また、会場のステージでは音楽系サークルによる演奏なども行われ、会場全体が活気に満ちている。

18日当日は晴天に恵まれ、青い空の下、参加者たちは掛け声を掛け合い、チームで息を合わせて漕ぎ進みレースを楽しんでいた。しかしながら19日は、午後から雨天によりレースが中止され、決勝戦は行われなかった。そのため、順位は予選のタイムによって決定され、結果は以下のようになった。

第122回ボート祭成績

ボート祭フォトレポート

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美術部青桃会

美術部青桃会は、開会式でライブアートを行った。以下の写真が完成した作品だ。中央に大きく描かれたボートを漕ぐ人の絵は躍動感に溢れ、美しく表現された波飛沫が、その躍動感をさらに力強いものにしている。ライブアートを終えた青桃会の部員の方にインタビューを行った。

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写真=ライブアートの作品

今回の作品で工夫した点は何ですか?
今までのライブアートは、音楽にあわせて激しく動き絵を描いていくというイメージが強かったと思います。一転して今回は、じっくりと絵を書くというところに重きを置き、事前に板に下書きを書いておくなどして、作品としての完成度にこだわりました。

どれぐらい練習しましたか?
1ヶ月間、1週間に2〜3回練習しました。練習は、ガレージに絵を描く板を立てかけて行いました。最初の頃は、絵の中の人が人の形になっていないなど、うまく書くことができず苦労しました。そこで、事前に下書きを行うことにして、練習を重ねていきました。また、水面のグラデーションなどの表現にもこだわりました。

この作品に込めた想いをお聞かせください。
初夏をイメージするとともに、ボートレースの「熱さ」を表現しました。「ボート祭を楽しんでください!!」というメッセージを込めて描きました。

応援団

応援団は、開会式での演舞やレース中の各ボートに対する応援などを行った。今回は、今春、応援団に新たに入部した一回生の方々にインタビューを行った。

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写真=応援団の一回生の方々

どのような想いでこの演舞に臨みましたか?
本番に臨むに当たって、間違えるかもしれないととても不安で、昨晩も一回生同士で振り付けなどの確認をし合いました。しかし、ステージにあがってみると、不安が気にならないぐらい演舞に夢中になり、楽しむことができました。
また、普段の練習はジャージで行なっているので、学ランやチアリーダーの衣装を着たのは、この本番が初めてでした。この服装に強いあこがれを抱いていたので、着ることができて本当に嬉しかったです。

ボート祭実行委員長・本部長

ボート祭実行委員長である体育会幹事長の尾形奈緒美さんと、本部長である体育会総務部長ボート祭担当の竹田涼介さんにインタビューを行った。

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写真=尾形奈緒美さんと竹田涼介さん

今回のボート祭で力を入れた点は何ですか?
今年は広報に力をいれましたが、成果は芳しくなかったです。実際出艇数は、昨年は100艇以上ありましたが、今年は95艇と100艇を割り込んでしまっています。なので、来年はより広報に力を入れていきたいと考えています。

運営してみていかがですか?
準備過程で大変なこともたくさんありましたが、こうして当日多くの人にいていただいて、楽しそうにしている姿を見ていると、やってよかったと心の底から思えます。今後とも、参加者の方々には安全に楽しんでもらいたいと思いますし、今回で122回目と伝統ある行事なので、200回を越えれるように伝統を積み重ねていきたいですね。

ボート部

ボート部主務担当の的場章浩さんにインタビューを行った。

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写真=ボート部主務担当の的場章浩さん

ボート部はボート祭においてどのような役割を担っているのですか?
当日の全般的な運営に携わっています。具体的には、会場で受付を行ったり、スタートの合図を送ったり、タイムの計測を行ったり、実際に参加者と共にボートに乗り込んで指導を行ったりしています。

参加者に、ボート祭に対してどのように取り組んでもらいたいですか?
ボートは、普段滅多に乗ることができないものだと思います。なので、この機会にボートを実際に漕いで、ボートの楽しさを知っていただけたらと思います。

今後ボート祭がどうなっていってほしいですか?
例えば、大阪府立大学の学生も参加してもらえたら、府市大間の交流ももっと盛んになると思います。また、現状市民の方々の参加が少ないので、市民の方々にもっと参加してもらうことで、ボート祭から大阪を盛り上げていきたいですね。

チーム「漕ぐ子デラックス」

会場に、非常にユニークな仮装をしている方々がいたので、インタビューを行った。チーム名は「漕ぐ子デラックス」、女子の部の出場チームだ。

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写真=チーム「漕ぐ子デラックス」の皆さん

皆さんは、どのような集まりなのでしょうか?
私たちは市大のOGで、在学時代SPLASHに所属していた集まりです。毎年このようなユニークな衣装を着てボート祭に出場し、その度に仮装賞をもらっています。この衣装は自分たちでこの日のために作成しました。なぜこの衣装にしたかというと、なんといっても目立つためです!!

From editor

ボート祭の様子を、写真とボート祭に携わる方々へのインタビューでお伝えしてきた。ライブアートによって素敵な絵を完成させ、参加者の目を楽しませてくれた美術部青桃会の方々。一丸となった応援によって参加者を鼓舞する応援団の方々。ボート祭を開催まで導いた実行委員の方々。ボートのレースそのものを参加者に安全楽しんでもらえるように注力しているボート部の方々。ユニークな仮装を見せてくれたチーム「漕ぐ子デラックス」の方々。このようにボート祭には、様々な人々が、それぞれの立場で、祭りを盛り上げ参加者に楽しんでもらおうとしている姿があった。このような取り組みが、ボート祭を伝統ある行事たらしめているのだろう。

写真・取材

Hijichoスタッフ一同

文責

鶴木貴詩


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