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ミールカード、本当にお得? 休暇を考慮し計算してみた


 ミールカードは本学生活協同組合が提供しているサービスである。あらかじめ料金を支払うことで生協食堂をお得に利用できるとされる。1日当たりの利用限度額に応じて1000円、600円、500円の3コースがあり、生協ウェブサイトによると、それぞれ年間で最大39%、32%、18%引きになるという。

 しかしこの数値は休暇中、学生が生協食堂を利用しないことを考慮していない。そこで、生協食堂を休暇中は一度も利用しない(そもそも500円コースは2017年8月7日〜9月29日は利用できないのだが)、授業実施日(集中講義は除く)はすべて利用する、利用するときは限度額すべてを使い切ると仮定したうえで、それぞれのコースがお得か検討した。

1000円コースはお得

 17年度のミールカード利用期間は17年4月7日〜18年3月30日である。そのうち、授業実施日の営業日数は162日となっている。

 1000円コースは、申込時に14万7600円を支払う。つまり、162日で14万7601円以上利用できればお得といえる。

 利用可能額の総計は

  1000 (円/日) × 162 (日) = 16万2000 (円)

 14万7600円を支払って16万2000円利用できるので、1000円コースはお得である。

 ただし、1000円を一度に使い切ることは大食いの人でない限り難しいだろう。生協食堂で昼食しか取らない人は注意してほしい。

600円コースはお得ではない

 600円コースは、申込時に9万8800円を支払う。つまり、162日で9万8801円以上利用できればお得といえる。

 利用可能額の総計は

  600 (円/日) × 162 (日) = 9万7200 (円)

 9万8800円を支払っても9万7200円しか利用できないので、600円コースはお得ではない。

500円コースはお得ではない

 500円コースは、申込時に8万3200円を支払う。つまり、8万3201円以上利用できればお得といえる。

 利用可能額の総計は

  500 (円/日) × 162 (日) = 8万1000 (円)

 8万3200円を支払っても8万1000円しか利用できないので、500円コースはお得ではない。

参考文献

「受験生・新入生応援サイト|大阪市立大学生活協同組合」(1月22日閲覧)

文責

松岡進之介(Hijicho)


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