関西選手権競漕大会が8月27日(土)、28日(日)、大阪府立漕艇センター(高石市)であり、市大ボート部は男子エイト(注)で2連覇を達成した。
男子エイトに出漕した大阪市立大学「薫風」チームは、予選を一橋大に次ぐ2位のタイムで通過し、決勝に進出した。決勝では序盤、一橋大・同志社大にリードを許していたが1600メートル付近で同志社大を抜き、さらに加速した。最後は一橋大に並び、0.7秒差で競り勝った。
写真=決勝で一橋大(中央レーン)と競る市大の「薫風」(手前)
写真=市大の「薫風」の出漕には応援団も駆け付けた。
昨年、同種目で48年ぶりの優勝を果たした市大ボート部は今大会の目標に「男子エイト種目連覇」を掲げていた。全日本大学選手権の前哨戦とも位置付けられる関西選手権での優勝は、市大ボート部にとって大きなはずみとなる。松井亮介主将は「レースでは練習でやってきたことをしっかり発揮することが出来て、それが結果に結びついたので自信になりました。明日(8月29日)からは瀬田での練習が始まりますが、気持ちを切り替えてまた練習に励みます」(市大ボート部ウェブサイト)と全日本大学選手権に向け決意を新たにした。
(注)エイト 8人の漕手と1人の舵手がボートに乗り、タイムを競う種目。
【From Editor】
ボート部躍進の裏側には、マネージャーによる手厚い支援がある。
その一人、蔵本薫子さんは「高い目標を掲げる選手の夢を叶えたい」と話す。ボートと並走してビデオを撮る、タイムを計る。ボート部を取材する中で、各マネージャーが自分の役割を認識し、最大のサポートをしている姿を目にした。食事面では、栄養担当が考えたメニューをマネージャーみんなで作るという。
「ボート部は盛り上がっています。だから、ぜひ知ってほしい」(蔵本さん)。試合は見に行けなくても、市大には5月にボート祭がある。ボート祭に参加し、ボート部の強さを知ることをおすすめする。
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【文責・写真】
丹下舜平(Hijicho)
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