地下鉄御堂筋線とJR阪和線の駅がある長居を舞台に、約30店舗の飲食店が3月17日(土)に「長居バル」を開催する。食べ飲み歩きを通じて、長居をもっと好きになってもらうことがこのイベントの目的だ。
このイベントの実行委員である掘後樹代志さんにお話を伺った。(聞き手:島田、近藤)
―「バル」とは
もともとはスペイン語のBarから来ており、日本の居酒屋にあたります。日本の居酒屋は友達同士で来るというスタイルが主流ですが、ヨーロッパなどの本場のバルでは、そこでたまたま知り合った人たちと気ままに話して、また次の店へ行くというスタイルが基本です。
―開催に至った経緯は
毎月住吉区役所で開かれている「わいわいラウンドおしゃべりテーブル」がきっかけです。すでに開催されていた福島区の福島・野田バルが話題に上がり、住吉区でもやろうという話になりました。個人的な知り合いや市大の学生に声をかけ、実行委員を組織しました。実行委員は9人中5人が大学生 (市大生) です。今後も若い人たちがもっと活躍できるイベントにしていきたいという思いがあります。
―他の地域でも行われている取り組みなのですか
日本で最初のバルは8年前に函館で開催されました。スペイン料理人であった発起人が、地域活性化を図って街全体をバルにしようと企画し、大成功を収めました。現在でも年2回開催されており、旅行会社がツアーを組むほどの人気ぶりです。この取り組みは、「関西バルサミット」という企画もあるほど全国に広がりを見せています。これは、これまでにバルを開催した人とこれから開催したい人が集まり、自分たちの街に合ったバルにするための意見交換をする場です。例えば八尾バルでは、地元で採れた八尾野菜をメニューに使っているそうです。
―今回の長居バルの目玉は
当日は長居競技場でセレッソ大阪の試合があるので、その帰りにでも寄っていただけたらと思います。セレッソ大阪は他のJリーグチームに比べて地域に密着していないように感じます。しかし、こういうイベントがあれば地域に密着しやすいし、地元としても応援しやすいですよね。長居バルはお祭り感覚で楽しんでもらいたいです。子ども連れでも店に入りやすい雰囲気でお待ちしております!
関連リンク先
長居バル公式ホームページ
(http://nagaibar.com)文責
島田隼人 (Hijicho)
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