大阪市の平成24年度当初予算案が2月20日公開され、大阪市立大学の収入の約27% (平成22年度決算実績) を占める大学運営費交付金の当初予算計上が、4ヶ月分の暫定計上にとどまったことが分かった。
大阪市は7月をめどとする平成24年度の本格的な予算編成を前に、当初予算を抜本的改革に向けての暫定的な予算と位置づけた。その中で、特に (1)府市統合本部検討対象事業は原則4ヶ月分計上、(2)改革プロジェクトチーム検討対象事業は原則凍結または4ヶ月分計上、(3)市民の安全・安心実現に向け必要性・緊急性の高いものは4ヶ月分または通年分計上とされた。大阪市立大学の大学運営交付金は、(1)かつ(2)の事業とされ、4ヶ月分の暫定計上となった。
大阪市立大学の収入の9割は、附属病院収入 (約52%、平成22年度決算実績、以下同様)、大学運営交付金 (約27%)、授業料・入学料・検定料 (約11%) で占められている。
参考
大阪市・平成24年度当初予算案
(http://www.city.osaka.lg.jp/zaisei/cmsfiles/contents/0000155/155685/24tousho-yosanan.pdf)
大阪市・平成24年度当初予算案・総務局 (一般会計) 予算事業
(http://www.city.osaka.lg.jp/somu/cmsfiles/contents/0000156/156608/H24soumuyosanjigyou.pdf)
公立大学法人大阪市立大学・平成22年度決算報告書
(http://www.osaka-cu.ac.jp/about/pdf/zaimu_kessan2010.pdf)
文責
加賀友基 (Hijicho)
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