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クラブよ~いドン!第17回「学生団体結丸」


「クラブよ~いドン!」は市大で活動するクラブやサークルを取り上げていくコーナーです。「あなたのとなりのあの子が所属しているクラブを詳しく知ろう」をコンセプトにしています。

 今年の2月から6月にかけて、阪和線杉本町駅で展示されたステンドグラス風アートをご存じだろうか。市大の受験生や新入生を応援する目的から有志の市大生が発案し、地域住民の方々やJR西日本の協力の下で作成したものである。この企画に携わったのが、今年の5月と6月に開催されたオンライン新歓イベント「バーチャルお花見新歓」の運営メンバーでもある学生団体結丸の皆さんだ。今回は結丸の代表を務めている橋本美沙紀さん(商・2年)に、結丸がどんな団体なのかを詳しくお聞きした。

杉本町駅の窓ガラスを彩る応援アート=橋本さん提供

 ——結丸のメンバーの人数と男女比を教えてください。

 私を含めて4名です。男女比は男:女=1:1です。

 ——メンバー内の皆様に兼部されている方はいますか。

 OGMという大阪市立大学の留学生と触れ合うサークルの副代表をされている方や写真部の方、ライトノベル研究会の方など多種多様な部活と兼部されている方がいます。 

 ——結丸の皆様はどんな活動をされていますか。

 結丸全体の活動は、「地域や大学の方々がどんなことに困っているのかを調査しつつ、自身のしたいことを実現する」というコンセプトで行っています。

 1つのイベントごとに企画担当、企画副担当(会計担当)、交渉担当、デザイン担当に分かれて活動しています。

 具体的な活動内容を挙げますと、地域の小学生からお年寄りまで多世代の方々と協力して制作し杉本町駅に掲出した「ステンドグラス企画」や、92団体もの市大のサークル・部活動の方々と約630名の新入生の方々が参加され共同で開催できたオンライン新歓「バーチャルお花見」の実施、また市大生限定のオンライン自習室として「合同自習」などを行ってきました。

 直近ではステンドグラス企画第二弾の企画書とタイムラインをメンバー全員で制作し終わったところです。ステンドグラス企画第二弾は対面での実施を予定しておりますが、新型コロナウイルスの感染予防のためいったん延期し、1か月ごとに開催ができる状態かどうかを検討する形となりました。そのため、現在は感染リスクが少ない新リモートイベントの準備を進めています。

 ——結丸が設立された経緯を教えてください。

 2019年の9月に設立いたしました。

 きっかけは代表の自分がステンドグラス企画を行いたいと友達にお話ししたことです。ステンドグラス企画に賛成してくれた友達と一緒に企画書とタイムラインの制作や各学校様などの関係各所で交渉させていただくことで、最終的に企画を実現することができました。

 そしてステンドグラス企画を通して大阪市立大学では、「地域や企画運営に興味はあるけどあまり動けていない…」と悩んでいらっしゃる方と、「地域での企画運営を実際にされている方」がバラバラにいらっしゃるという印象を受けました。

 そこで結丸という輪を作ることで、おすすめイベント情報の共有や、実際に企画をしたことのある方からアドバイスを頂戴できるなどのメリットが生まれ、現在ある企画もこれから生まれる企画もより良いものになっていくのではないかと考え、結丸を継続していくことを決めました。

 ——「結丸」という団体名の由来について教えてください。

 この団体名はステンドグラス企画第一弾の際に当時のメンバーで団体名の案を出し合い、多数決で『結丸』に決まりました。

 「自分たちの活動がいろんな世代の人を結ぶ」という意味が込められた名前となっております。

 ——結丸の皆様は、今年の2月から6月まで阪和線杉本町駅で展示された、ステンドグラス風アートの作成企画を行われました。受験生や新入生の方への応援として作られたそうですが、どういった経緯からこの企画が始まったのですか。

 最初のきっかけは、私が大学1年生の時、地域分野に興味があるなあとぼんやり思いながら行動ができていないことに悩んでいたことでした。そこでとりあえず何かしら行動してみようと思い、地域関連のイベントに参加させていただきました。

 その活動を通して、「協力することで大きな1つのものを生み出せること」が好きだと気づきました。そして、幅広い世代の人々が得意分野を活かして協力し合い、誰かのために何かを生み出す。そういう経験が出来るイベントを開催したいと思いました。

 協力して作った作品で誰を応援しようかと考えていたとき、ふと受験生の頃の自分を思い出しました。2019年の2月、私は不安な気持ちいっぱいで2次試験のために大学までの道を歩いていました。この道のりの中で自分を応援してくれる何かがあれば、不安が少し和らいだのではないかと思い、杉本町駅の窓に「受験生応援」をテーマにしたステンドグラス風アート作品を貼るという企画を思いつきました。

 また、杉本町駅の窓から差し込む日差しはとても心地よいものであるのに、あまり有効活用されていないことがずっと気になっていました。参加者が心をこめて作ったステンドグラスを通った光はきっと鮮やかで、受験生の心を励ますに違いないと確信し、結丸メンバーとステンドグラス企画の実現のために行動していきました。

ステンドグラス風アートの作成に関わった皆さんの集合写真(9月30日時点で写真の掲載許可を頂いていない参加者の方にはモザイク処理を施しております)=橋本さん提供

 ——結丸の活動を通して大変だと思うことや、今後の課題点などはありますか。

 大きく分けて2つあります。

 1つ目は、企画に協力してくれるメンバーが本当にしたいことができているかどうかを意識することです。ステンドグラス企画第一弾の際、私は自身のしたい企画を実現することに必死で、結丸メンバーが本当にしたいことができているのかどうかを意識することがあまりできていませんでした。その結果、仕事量に差が出てしまったり、負担が大きくなってしまったりなどの問題が出てしまいました。

 第一弾の反省を活かして、ステンドグラス企画第二弾からは企画担当、企画副担当(会計担当)、デザイン担当、交渉担当を設置して、各担当の仕事量を提示したうえで、どの担当になりたいかをメンバーに事前にお伺いして進めさせていただいております。

 2つ目は、自身のしたい企画が参加者の方々にとって需要があるのかどうかを鑑みることです。

 これまでの企画運営経験から、自身のしたい企画があったとしても、その企画のターゲットである参加者の方々がその企画に参加したいと思ってくださっていなければ、その企画は成り立たないということを学びました。そのため、これからは企画を進める前に、ターゲットの方々がどのようなものを必要としているのか、本当にその企画に参加したいと思われるのかを調査していきたいと考えております。

 自身のしたいことがメンバーにとって、そして参加者の方々にとってもしたいことなのかをより一層意識して、企画にかかわるすべての方々が楽しめるような企画ができるよう、より一層努めてまいりたいと思います。

 ——最後に結丸に興味をもっている方へコメントをお願いします。

 皆様は「将来したいことがわからないなあ」「興味のあることはあるけれど

行動できていないなあ」と思ったことはありませんか?私は大学1年生の時、地域分野に興味があるなあとぼんやり思いながら、行動ができていない自分が嫌でした。

 結丸では、メンバーの現状報告や企画のサポート、おすすめイベントの情報共有など、自身の興味のあることを見つけ出し、チャレンジできる機会を提供させていただいております。ご自身の興味のあることへの挑戦がより良いものになるよう、ぜひ結丸のネットワークをご活用していただけると幸いです。

 8月、9月は現状報告会の見学会や新歓をオンラインで行っておりますので、ご興味のある方は気軽にDMしていただけると嬉しいです。

 みなさまのこれからのより一層のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

 ——ありがとうございました。

ステンドグラス企画についてはこちら

学生団体結丸についてはこちら

文責

橋本崇俊(Hijicho)


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