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クラブよ~いドン! 第12回「落語研究会」


 「クラブよ~いドン!」は市大で活動するクラブやサークルを取り上げていくコーナーです。「あなたのとなりのあの子が所属しているクラブを詳しく知ろう」をコンセプトにしています。

 

 今回は、本学でお笑いをする唯一の団体である落語研究会を取材した。インタビューを受けていただいたのは会長を務める安藤寛修さん(経・3年)。団体について詳しく伺った。

 

 ――活動人数を教えてください。

 19人です。各学年に5人前後いますね。男女比も半々に近いですが、今は男性の方が少し多いです。

 

 ――どのような活動をしていますか。

 その代によって様々なのですが、学内、学外問わずイベントを行っています。学内では定期的に寄席を行っていて、そこでは落語だけではなく漫才やコントもします。また昨年から、田中記念館で部員が全員参加して行う大きい規模の寄席を始めました。今年も開催する予定です。他には、毎年6月末に文サ連の文化週間の時期に合わせて新人寄席があります。新しく入った部員のお披露目会のようなもので、人前に立つ機会として開催しています。

 学外では、地域イベントの参加が結構多いですね。落語研究会が管理する、Twitterや連絡先宛てにいただいた依頼をもとに出前で寄席をします。多いのは老人ホームやデイサービスの施設での寄席です。過去にはグランフロント大阪でしたこともあるのです。昨年には地域のお祭りで、寄席を聞いてもらった人は施術無料、という風にして整骨院で寄席をしました。他にもボート祭のステージで漫才や大喜利、コントを行っています。野外で行うことはあまりないので新鮮ですね。現在は、自分のしたいことは何でもしていい雰囲気にしているのでそれぞれがやりたい活動をしています。外部で活動している人もいるのですよ。さらに、数年前からは全国大会に参加するようになりました。毎年8人前後参加させてもらっています。今までは高齢の方に見てもらうことが多かったんですが、違う年代の方にコメントをもらうことが増えました。良い評価をもらえることも多いので嬉しいです。

 

田中記念館での講演=安藤さん提供

 

 ――なぜ落語研究会に入ろうと思ったのですか。

 そもそも私はお笑いをやりたかったのですが、お笑いのサークルがなかったというのが大きいです。落語に触れたのは落語研究会に入ってからでした。他の部員でもそのような考えの人が多くて、「元から落語をやりたい!」という人は少ないです。軽い気持ちでも入ってみたいと言う人がいたら嬉しいです。

 

 ――団体の魅力は何だと思いますか。

 お笑いに関することなら何でもできるところですかね。落語に限らず、漫才やコントなど幅広いジャンルに取り組めます。お笑いが好きな人ばかりなので、お笑いに関して話し相手が増えるのも魅力の一つです。また少し付随的なものになるかもしれませんが、寄席の時には衣装で着物を着るので着付けができるようになるのもあるかなと思います。普段着る機会があまりないですからね。さらに、活動内容を見てもらって分かるように、様々な年齢層の人と関われます。銀杏祭では地域の人と関われたり、出前寄席では高齢の人と関われたり、吉本の社員の方とも関われるのです。ある意味大学生らしくないことができるのがこの団体の魅力だと思います。

外部で活動するメンバーも=安藤さん提供

 

 ――活動していて楽しいとき、つらいときはありますか。

 楽しいのはお客さんが笑ってくれたとき、しんどいときはうけないときですね。すごく分かりやすいですけど(笑)。あと、落語は格式高いものだと思ってしまう人がどうしても多いようで、学生の方にあまり見てもらえないこともあります。僕たちとしても、落語をもっと身近なものに感じてもらえるような活動をしていきたいです。

 

 ――活動していて身についたことはありますか。

 人前で話すのに何が必要か、感覚的に分かるようになったことです。これは落語に限ったことではないですが。話の間の取り方や表情、話す声の大きさなど、どうしたら相手に伝わるか気をつけることができるようになったと感じます。

 

 ――落語の魅力は何だと思いますか。

 笑いのないところでも見ていられることだと思います。というのは、漫才やコントなんかではフリがあって、ボケてツッコんで、という流れがあります。無駄な言葉をできるだけ減らして、面白いところを凝縮しているんですよね。その一方で落語は話を10分、20分聞いていて最初から最後までずっと笑う訳ではありません。それでも、見終わったときに楽しかったな、といった気持ちになれるんですよ。そこが魅力です。

 

落語の様子=安藤さん提供

 

Twitterアカウント

大阪市立大学 落語研究会(@ocu_ochiken)

 

連絡先

ochiken_syuriken@yahoo.co.jp

 

ブログ

http://ochiken.jugem.jp/

 

文責

福田夏実(Hijicho)


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