古代日本と東アジアの国際交流を再現した祭「四天王寺ワッソ」が11月5日、大阪市中央区の難波宮跡公園で開催された。「ワッソ」とは、朝鮮語で「来た」という意味。
26回目を迎えた今回のテーマは「つむぐ」。広報大使を務め、聖徳太子に扮したモデルでタレントのアンミカさんは、「民間による国際交流を続けてきた、四天王寺ワッソの熱い思いを紡いでまいりましょう」と呼びかけた。
平和宣言を読み上げるアンミカさん=難波宮跡公園で11月5日、中村有里撮影
四天王寺ワッソは日本の首相と韓国の大統領が文書を交わす唯一の祭りだ。当日は安倍晋三首相と文在寅大統領のメッセージをそれぞれの大使が代読した。
祭りのメインとも言われるパレードでは、ステージを日本に、ステージへと続く道を海に見立て、1400年前の出会いを表現。伝統衣装や演奏で人々を魅了した。パレードには、日韓大学生未来フォーラムに携わった本学法学部の学生も参加。弓月君のお供に扮し、多くの人に見守られる中、巡行路を練り歩いた。
ステージで舞を披露する参加者たち=中村有里撮影
文責
中村有里(Hijicho)
この記事へのコメントはありません。