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手軽に楽しく英語の勉強 EnglishCentral、新入生に導入


 読者の皆さんは「EnglishCentral」という英語学習のオンラインプラットフォームがあることをご存じだろうか。EnglishCentralは英語を効率よく、また楽しく学習するためのツールだ。本年度の新入生は6月30日まで、ほとんどの機能を無料で使うことができる。本記事では使い方や、採用を決めた教員の思いに触れる。

EnglishCentralとは?

 EnglishCentralは約1~2分の動画を通じて英語を勉強できるツールで、1万本以上の動画の中から好きな動画を選んで、「見る」「学ぶ」「話す」 の3段階の勉強ができる。

 「見る」の段階では動画を見て、動画の内容を聞き取って理解する。わからなければスロー再生や字幕を出すこともでき、字幕中の意味のわからない単語をクリックすると、単語の意味がわかるようになっている。

 次に「学ぶ」の段階では、動画の字幕の一部が空欄になっていて、空欄になっている部分を聞き取ってうめる勉強ができる。

 最後に「話す」の段階では、動画の音声を真似して発音することができる。発音がうまくできなかった単語がわかるようになっていたり、発音の良さが点数化されたりする。

 一般利用者は、「見る」までが無料で、「学ぶ」「話す」の機能を無制限に使うためには有料会員になる必要があるが、新入生は6月30日まで「見る」「学ぶ」「話す」のすべてを無料で使うことができる。また、外国人講師とオンライン英会話をすることもできるが、こちらは新入生の無料期間中でも有料だ。

 動画は、レベルが「初級」「中級」「上級」の三つに分かれており、各個人の英語力に合わせて選べる。また、内容も音楽やニュース、演説、コメディーなど、ジャンルが幅広い。

 高校までの英語学習はリーディングやライティングに重点が置かれていたが、EnglishCentralではリスニングやスピーキングに重点が置かれている。そのため、実用的な英語力の上達が期待できる。実際、TOEICやVERSANTのスコアが上がった利用者もいるという。

EnglishCentral導入の背景

 本学が新入生向けにEnglishCentralを使えるようにした理由について、野田三貴准教授(英語教育開発センター)は、「授業外での自習が英語力を高めるので、(学生らの)自学自習を促進するために導入した。これまで様々な英語学習ソフトを探してきたが、EnglishCentralはスマートフォンを使ってすき間時間にも手軽にできることが採用の決め手となった」と語った。

EnglishCentralの今後

 先述したように、新入生は6月30日まで、オンライン英会話以外の機能を自由に使うことができる。アカウント情報は既に登録されており、メールアドレスが「(学籍番号)@englishcentral.com」、パスワードは学籍番号となっている。

 7月1日以降も利用したい場合は、大学に申請することで、来年2月28日まで利用可能となる。ただしアカウント数に限りがあり、申請希望者が多い場合は申請が早い人から順に受け付ける。また、新入生の申請が少なければ、2回生以上の申請も受け付ける。申請に関する詳細は後日ポータルサイトや掲示板で告知される。

 野田准教授は「本当は全学年に導入したいが、予算の関係から厳しい。1年生がどういう関心を示すかを見てみたい」と話す。大学入学後、英語を勉強する機会が減り、英語力が低下する人は多い。大学受験の記憶が新しいうちにEnglishCentralを使って英語を勉強してみてはいかがだろうか。

用語解説

 VERSANT 仕事で使える実践的な英語力を測るテスト。本学ではCollege Englishの共通テストとして実施され、クラス分けや成績評価の一部に使われている。

文責

廣瀬瞭汰(Hijicho)


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