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エスニック・スタディ入門編 Hijichoの般教ガイド


 本コーナーでは、前期に開講される総合教育科目(般教)を紹介する。紹介する授業はどれも2016年度、Hijichoの部員が実際に受講したものだ。読者の皆さまがこれを参考にし、単位をすべて取得されることを願ってやまない。

担当教員 朴一(経済学部教授)

教科書 朴一『僕たちのヒーローはみんな在日だった』(2011年・講談社)、朴一『越境する在日コリアン』(2014年・明石書店)

グループワーク なし

評価方法 コミュニケーションカード、レポート、期末試験を総合して採点

出席票・コミュニケーションカード あり

宿題 なし

レポート あり

期末試験 あり

試験での持ち込み 不可

試験方式 記号問題、論述

 日本テレビ系列のワイドショーなど多数のメディアに出演している朴一教授の授業。軽快なしゃべり口と映像を交えた授業は学生への人気が高く、履修希望順位を上位にしておかないと定員オーバーで履修できない。在日コリアンの歴史を様々な問題から考察する。ナイーブな問題を扱うが、学生の率直な意見も歓迎するため、思想を押し付けるきらいはあまりない。

 授業中は教室を歩き回りながら学生にマイクを向け、意見を求めるため心づもりが必要である。筆者は全授業を通して3、4回当てられた。

 授業開始後すぐに簡単な質問(ほとんどが授業と関係がないもの)をコミュニケーションカードに書かせ、その質問への回答の有無を遅刻者の判断にするため、遅刻した場合は友人に質問内容を聞かなければならない。

 中間レポートとして教科書に対する自分の意見をA4用紙1枚にまとめる課題が出される。数週間後の授業で優秀作品賞と称して複数の学生に景品が渡される。このレポート以外で教科書を使うことはない。

 テストは授業の内容についての簡単な記号問題と論述問題。持ち込みはなしだが大まかな出題内容を最後の授業で教えてもらえるため難易度は高くない。

 コミュニケーションカード、レポート、試験のすべてで記述内容をしっかり評価されるため、高成績を得るためには努力が必要だが、しっかりと提出をしていれば理不尽に単位を落とされることはないだろう。

 授業の情報は、16年度のものである。担当教員、授業内容等は変更されることがあるので、注意してほしい。

文責

中村伸二(Hijicho)


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