朝晩は冷え込むようになり、今年も銀杏祭間近となった。その企画と運営を行っているのが大学祭実行委員会(まつり)だ。委員長の香川剛毅さん(経・3年・軽音楽部)に銀杏祭、まつりについてお話を伺った。
香川剛毅さん=本人提供
第66回銀杏祭について
——銀杏祭をどのような場所にしたいと考えてテーマ設定をしたのですか。
銀杏祭に来るお客さんや、模擬店や教室企画に携わる学生、出演者の人など銀杏祭に関わる全ての人々にとって楽しめる「遊びの場」にしたいと思い、「crazy for 遊」というテーマを設定しました。個人的には多くの人々にcrazyに遊んでほしいという願いだけでなく、銀杏祭の雰囲気が独特でcrazyだということも思っています。
——今年の見どころを教えてください。
やはり、Ginnan Rock Festival(GRF)ですね。毎年、三つ以上のバンドに来ていただくようにしている一大イベントです。メジャーというよりもむしろ特定の分野で名声を博しているプロの方々をお呼びしています。そのバンドを知らない人でも必ず楽しめますし、プロの演奏を無料で聴くことができる貴重な機会なので、ぜひ来てください。
もう一つは仮装パレード企画です。毎年、様々な部活・サークルの人が参加する見応えある企画で、市大の周りを練り歩き、ダンスをします。今年も160人程度の参加者がいますね。一昨年と昨年は雨天等のため十分にできなかったので残念でした。今年は晴れることを祈っています。
——募集していた銀杏祭のキャラクターを教えてください。
銀杏祭でのキャラクター募集は今年が初めての試みでした。応募があるか心配していましたが、20作程度の応募がありました。どの作品も質の高いものでしたね。まつりによる審査の結果、以下のキャラクターに決まりました。
「ぎんたん」(左)と「なんちゃん」、まつり提供
まつりについて
——なぜまつりに入ろうと思ったのですか。
漠然と、充実した学生生活を送りたいと思って入りました。初めはまつりの忙しさに衝撃を受けましたね(笑)。しかし優しく魅力的な人々に囲まれて活動していくうちに、まつりの活動が自分の中で重要になっていき、活動に打ち込むようになりました。組織での人間関係が良かったことが一番大きいです。
——委員長になった経緯、その仕事内容を教えてください。
委員長は希望制で決まります。自分で立候補しました。委員長の仕事としては会議の設定や、外部の方との交渉、まつり全体の業務管理などが主ですね。また、全体の雰囲気を良く保てるように気を配っています。
——まつりの改革をされたと聞きましたが、どのようなことをされたのですか。
主に内部組織の改善に取り組みました。具体的には新歓活動の積極的な実施です。
以前はふたば祭の準備が忙しく、新歓活動をほとんど行っていませんでした。このことが人手不足の原因になっていたので、今年は新歓活動を積極的に行うことにしました。初めての試みだったので反省すべき点もありましたが、例年より多い8人の1年生が入ったので、一定の成果が出たと思います。具体的にはバーベキューを行ったことです。以前と異なる活動をすることによって、まつりに新しい風を吹き込むことができたと思います。
——まつりの魅力について教えてください。
最大の魅力は「ガチになれること」です。
まつりでは各メンバーが主体的に一から企画を作り、情報宣伝をしています。泊まり込みで行う設営作業などつらいこともありますが、自分で考えた企画を出演者やお客さんが楽しんでくれているのを見ると、大きな充実感を味わうことができます。自分もとても大変でしたが、貴重な経験をすることができましたし、何より深い感動を得ることができました。
本気で何かに打ち込んでみたいという人は、まつりのスタッフに声をかけてくださいね。必ず新しい発見がありますよ。
来場者へ
——来場者の方々へメッセージをお願いします。
大学祭は、新入生が4月の健康診断の際、4年分一括で支払っていただいた新入生協賛金によって運営されています。協賛金を払ってくださった方々に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
今年も幅広い層に楽しんでいただけるような企画をしています。市大生の生き生きとした姿を見ることができますし、入場無料なのでぜひ来てください。
From editor
委員長の話を聴き、今年の銀杏祭も大いに期待できると感じた。「遊びの場」を提供してくれるまつりの方々に感謝しながら、crazyな4日間を思い切り楽しみたい。
大学祭実行委員会
文責
山原怜太朗(Hijicho)
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