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10月よりスタート!ごみの分別新ルール


平成25年10月1日より、大阪市では全ての区で資源化可能な古紙・衣類の分別収集を開始した。普通ごみの中に分別排出の対象品目が混ざっているなど、分別排出ルールが守られていないごみは啓発シールを貼り、収集せずに残置される。2009年度の環境省の調査で大阪府がごみ排出量のワースト1位になるなど、大阪府ではごみの排出量が以前から問題となっている。そのためこれまでにもごみの排出量を減量するための様々な対策がとられてきており、その量は年々減少傾向にある。そして今後更なるごみ減量のためには、普通ごみで多く出されている紙類や衣類のリサイクル等も必要であることから、今回このような取り決めがなされた。これにより、大学側でもより一層のごみの分別の徹底が必要とされることとなる。

大阪市立大学では、毎年学生が出すごみの分別が不十分であることが問題となっている。特に今年度は残置されるゴミの量が例年よりも多く、問題は非常に深刻化してきている状態だ。そこで今回は改めてごみの分類についてまとめてみた。これを機に自分たちが捨てているごみがちゃんと分別できているのかどうか、今一度確かめていただきたい。

○普通ごみ…食品残さ(生ごみ)、木くず、繊維くず、革類、資源化できない紙くず
普通ごみは金属でできたものと混在してはいけない。また、木くずは看板から出るものが多い。しかし看板を解体せずそのまま捨ててしまうと、残置されてしまう。ごみに出すときは棒であれば1m以内、板であれば30cm以内の大きさにし、釘などを抜いたうえで袋に詰める必要がある。ただしおがくずは不可であるので注意が必要だ。

○資源ごみ…飲料用の缶、瓶、ペットボトルのみ
試薬容器、酒瓶は含まれない。缶は飲料用のものに限られるため、ペンキ等の缶は不可である。ペットボトルのキャップやラベルはプラスチックごみとなるので、そちらもしっかり分ける必要がある。

○プラスチックごみ…プラマークのついた容器包装プラスチック類、発砲スチロール類のみ
これらは汚れていれば洗う必要がある。また、実験で使用したものは絶対に混ぜてはいけないので、気を付けてほしい。

○紙ごみ…ダンボール、新聞・チラシ、雑誌類・書籍、ミックスペーパー、紙マークのあるもの、シュレッダーごみ
これが今回強化された分類である。匂いのついた紙や汚れた紙、粘着剤が付着した紙等はリサイクルできない。あくまできれいな紙がリサイクル対象となる。シュレッダーごみはそれだけをごみ袋にまとめて出す必要がある。また、布張りの書籍は通常では出せないので注意していただきたい。

以上がごみの分類と簡単な注意事項である。ここで気を付けていただきたいことは、大学は「事業所」であるということだ。事業所で排出されるごみには産業廃棄物と分類されるものがあり、捨てられるごみの種類は一般家庭よりも多く制限を受ける。そのため、学生は勘違いして処理してしまうことが多いというのが現状である。ごみの分類に関する詳細は、ポータルサイトの学生掲示板、「全学生対象のお知らせ」、「課外活動」からダウンロードできるので、ぜひそちらの方でも確認していただきたい。

大阪府のごみ問題が徐々に改善されていく一方で、市大内でのごみ問題が悪化の一途をたどる今はまさに市大生のモラルと常識が試されている。また、大学側もいかに改善に向けた対応策を考案できるかが今後の課題であろう。分類表示のあるごみ箱の数を増やすなど、まだまだ工夫できる点はあるはずだ。ごみ減量のためのよりよい環境作りを推進してくれることを期待したい。とはいえ、やはり最終的に問題を解決へと導くのは個人の行動である。正しいごみの分類ができていなくても、出せればそれでいいのか?隠せていればそれでいいのか?残置されたごみは、自分には関係ないのか?否、分類が不十分であるごみは他でもない私たちが生活するこの市大に残されるのである。そして、残置されたごみの処理には多大な労力を要するのだ。貴方が捨てようとしているごみの分別の仕方は、本当にそれで合っているだろうか?

参照

大阪市立大学 全学ポータルサイト

文責

大塚成美 (Hijicho)


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